木月保育園の幼児フロアには、約60人の子どもたちが同じフロアで過ごしています。日々子どもたちが様々な遊びを行い、子ども同士の関わりもたくさん行われています。しかし、そんな中でも一人で遊ぶ子どもの姿を見ることができます。遊んでいる内容や年齢、性別は様々でありその時々によって異なります。
今回は、3歳児クラスのA君のお話です。普段は同じクラスの子と賑やかに遊んでいる姿が目立つA君ですが、その日はテーブルにある数字とサイコロの目が描かれたポスターに興味をもち、数字を1から順に指でなぞりながら数を数えている姿が見られました。
近くに座り見ていると、まだ大きい数は数えることができていない様子ではありましたが、数字への興味を持ち始めている様子が伺えました。本児は、最後まで数え終わると満足そうな様子でいつもの友達ののもとへ遊びに向かいました。
保育所保育指針では、子どもが主体的に環境ととかかわることを大切にし、一人ひとりの発達や内面を理解し、その子に応じた関わりを行うことの重要性が示されています。保育者は、子どもが安心して、一人遊びに没頭できる環境や時間を保障していくとともに、その遊びの内容や変化を観察し、何に興味や喜びを感じているのかを丁寧に読み取っていくことが大切です。
このように、一人で遊ぶ時間には、子どもの主体性や思考力、自分のペースを大切にする感覚を育てる大切な経験であります。一人遊びを単に放任するのではなく、その背景にある子どもの思いや発達を理解しながら、安心して遊べる環境づくりと、必要に応じた応答的な関わりを通して、一人ひとりの育ちを支えていくことができるよう心掛けていきたいと思います。幼児組 蛭﨑



