木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

みんなとやってみよう!(1歳児クラス・すくすく組)

2025.10.10

長かった夏がやっと過ぎて過ごしやすい季節がやってきましたね。
熱中症予防の観点から外で過ごす機会が減っていた子どもたちでしたが、少しずつ外でも遊べる時間が増えてきてとても嬉しそうにしています。

お外で過ごす前にはお支度をしなければなりません。
帽子を被って、靴下を履いて、靴を履いて、虫よけを塗って…。
大人にとっては簡単なことですが、1歳児クラスの子どもたちにとっては大仕事ばかりです。

ある日のお外遊びの前、いつものようにお外に出ようとしたすくすく組さん。自分の靴を選び、靴下を出して頑張り始めるお友達がいる中で、その様子をじっと見ていたAちゃんが居ました。Aちゃんは「先生!」と手助けを求めたあと、なかなか自分の順番が来ない中お友達が準備を進める様子を見ていたのです。
「Aちゃん、ちょっと待っててね。」と声をかけつつ他のお友達の手助けをしていると…Aちゃんが自分から靴に手を伸ばして靴の中から靴下を取り出し始めました。他のお友達に「〇〇(靴下の柄)が見えるように履くんだよ。」と伝えていたのを聞いていて、Aちゃんも自分の靴下の柄を確かめ始めました。

「Aちゃんの靴下はハートだね。ハートが見えるように履いてごらん。」と伝えると深くうなずいてまた頑張り始めたAちゃん。少し手助けをしつつ、自分で靴下を上までしっかりと伸ばして履くことが出来ました。そのまま自分の靴も手に取り、靴のテープをはがし始め…、時間をかけて自分で靴を履き切ることが出来ました!得意げな笑顔で「先生!」と披露してくれた嬉しそうな姿がとても輝いていて、こちらもとても嬉しい気持ちになりました。

以前は「手伝って!」と先生からの手助けを待っていたり遊びたい気持ちから外に飛び出していく様子が多く見られていましたが、日に日に「自分で頑張る!やってみたい!」の気持ちが生まれていることを感じています。大人に「頑張って、やってみてね。」と声を掛けられることも頑張るパワーに繋がりますが、何よりも「お友達と一緒に自分も頑張ってみる!」という気持ちの芽生えがやる気へと繋がっているんだなぁと強く感じさせられた出来事でした。
「他のお友達はどんな風に頑張っているのかな?」と周囲に目を向けたAちゃんの世界は日常生活の中でも「楽しそうな遊びだな!」、「私も一緒に遊びたいな」と少しずつ広がっていくのではないかと思います。お友だちと「楽しいね」、「出来たね」「頑張ったよね」の気持ちを分け合うことで沢山のひらめきやわくわくを経験していけるように1日いちにち積み重ねていきたいと思います。

中島

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