新学期が始まって1ヶ月が経った頃、保育園の横の八幡公園からは、たくさんの虫さんたちが目を覚まし始めました。
お散歩で公園に向かってる時から「虫探ししようね!」とAくんが同じクラスのBちゃん・Cちゃんを誘うと、「ダンゴムシもういるのかな?」とBちゃん・Cちゃんが待ち遠しそうに答えていました。
いざ公園に着いて自由遊びが始まると、どきどき組(4歳児クラス)を中心に「早く見つけよ!」「色々なところを探しに行くぞー!」と数人で探し始めました!草むらや花壇の周りなどを隅々まで探し、ハサミムシ、てんとう虫、モンシロチョウとたくさん見つけることができました。
しかし、みんながお目当てのダンゴムシがなかなかいません…。
「どこにいるんだー」とAくんが困っていると、Cちゃんが「石の下は見た?」と尋ねました。「そこがあったか!」と2人でもう一度探し始め、石をずらして下を覗いてみると様々な大きさのダンゴムシが出てきました!
2人で捕まえてじっくり観察していると…、のびのび組(3歳児クラス)のお友だちやどきどき組のお友だちが「あ!いいな!」「見せて見せて」と集まってきました。「石の下に寝ているよ」「探してみてごらん」とAくんが教えてあげると、みんなは必死に近くの石の下や木の周りなどを探し出し、「もう起きる時間だよ」「ねぼすけさん、おいでー!」とダンゴムシに声を掛けて、楽しく探し始めました♫
各々見つけると、ダンゴムシを手のひらや腕のところをお散歩させて見せ合う姿や背中の模様を見て「オスかな?メスかな?」と観察する姿が見られました。
区別の仕方もAくん、Bちゃん、Cちゃんが自ら図鑑で調べて、男の子は模様がなく、女の子は模様があるというのを見つけたものを周りの子に教えてあげていました。他にも、「ダンゴムシ、丸まれ〜」と言っていたのびのび組の子たちに対して、ダンゴムシとワラジムシの見分け方などについても教えてあげる姿も見られました★
自分たちが気になったことに対して、日々の生活の中ですぐ調べられるように図鑑を身近に用意しておくことで、興味があることについてどんどん調べて知識を増やしています!
また、調べてもわからない・調べたことで出てくる「これは?」という疑問については、職員と一緒に虫眼鏡で観察したり、他のクラスにある図鑑を借りたりなど、みんなで協力して日々解決に向けて取り組んでいます。
気づいたことに対して、「よく気づいたね」などと受け止め、すぐに疑問に対して回答をしないで一緒に考えていけるようにしています。考えることの面白さを経験して欲しいと言う思いから、もしも答えがわかっていたとしても「どうしてなんだろうね」と寄り添い、自ら答えを探せるように促しています☺
「なぜ?」は勉強の楽しさを知るワクワクの芽🌱その芽を大切に育てていけるように見守っています。

石川


