木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

辺りに散らばる知的好奇心の種(給食)

2026.04.03

幼児組では、年に2回お米に関する食育を行っています。1回目はお米の栄養素とはたらきの話や、お米ができるまで(種まき~収穫~精米)の様子について、絵本や写真を用いて話をします。2回目は秋から冬の間、園のお米が新米に切り替わったタイミングで新米についての話や、お米からできている加工品の話、そして子どもたちの目の前で実際にお米を炊き、おいしい新米の炊きたてご飯を試食します。
お米やご飯は私たち日本人にとってほとんど毎日食べているとても身近な食品です。本園の子どもたちもほとんど皆、ご飯を食べるのが好きで、中には毎日ご飯だけをおかわりし、黙々と食べているくらい、ご飯が大好物な子もいます。
今年度も恒例の新米の食育を1月に行いました。普段の食育とは違って目の前にカセットコンロや大きなボウルや鍋があるのが見え、子どもたちもとっても興味津々です。お米を炊いたことある人?と聞いてみると、年長さんを中心にちらほらと手が挙がり、「おてつだいしてるよ!」と教えてくれました。お米を研いで炊飯器の釜に入れるまでは子どもたちも比較的イメージがついているようです。次に、炊飯器の中では何が起こっているんだろう?硬いお米がどうやって温かくてやわらかいご飯になるんだろう?と聞いてみると、「うーん……?」と考え込んでいる様子でした。それじゃあ実際に見てみよう!ということで、いよいよお待ちかね、子どもたちの目の前で、鍋でご飯を炊きます。耐熱ガラスでできた透明な鍋を使って炊くので、中で沸騰している様子や米が水を吸って膨らんでいく様子がよく見えます。だんだんご飯の炊けるいいにおいがしてくると、もうすぐかな?おいしそう……!と子どもたちがそわそわしてきました。ようやく炊けたご飯は一口サイズでみんなに配り、その場で一緒に食べました。ご飯は給食でほとんど毎日提供していますが、目の前で炊けたばかりのご飯を食べるのはおいしさもひとしおだったようで、満面の笑みを見せてくれました。その日の給食のご飯はいつもの茶碗盛りではなく、ラップを使って自分でおにぎりを作れるように提供したのですが、普段よりももりもりご飯を食べており、見事完食していました。「ご飯おいしかったよ!」、「炊くところ初めてだった!(初めて見た)」、「明日もおにぎり?」という声が子どもたちから上がり、楽しい食育と給食の時間になったようでした。
今回の新米の食育に限らず、様々な食育や調理会、そして毎日の給食の時間などを通して子どもたちと関わっていると、我々大人にとっては至極当たり前にこなしている生活の中にも、子どもたちの興味関心のきっかけとなり得る出来事が日々たくさん起こっているのだと感じます。私の当たり前は他の人や子どもたちにとって当たり前ではないということを忘れず、子どもたちは今どんな風に見て感じているんだろう?という視点を常に持ち、保育士とも連携しながら今後も食の大切さや面白さ、食事の楽しさを伝えていこうと思っています。

栄養士 石垣

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