木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

だるまさんの目、自分の目(0歳児クラス・よちよち組)

2026.02.20

この冬、0歳児よちよち組の子どもたちの間では絵本「だるまさんの」が大ブーム。ページごとにだるまさんの「目」や「歯」、「髪の毛」などが登場する内容になっており、子どもたちは保育者に何度も絵本を持ってきて、繰り返し読み聞かせをしてもらい楽しんでいます。はじめは読み聞かせをする中で保育者が「目はどこにあるかな?」と絵本のイラストを指さしたり、保育者自身の顔のパーツを指さしたりしていました。すると次第に子どもたちは自分の顔のここにあるよ!と指をさせるようになりました。

そこで12月の発表会では実際に絵本を読み、そんな子どもたちの姿をパパママに見てもらったり、1月の制作活動では顔のパーツをシールにしてだるまさんに貼る”福笑い”をしたりするなど、活動の中にたくさん取り入れていきました。特に1月の制作では絵本が無くても目のパーツを見せて「これなんだ?」と聞くと、自分の目を指さして教えてくれるようになっており、保育者たちもびっくりでした。
そんな子どもたちの姿を見ていると、どうして鏡を見ていないのに自分の目や口の場所がわかるのか、ちょっぴり不思議です。絵本を繰り返し読んでいたことで言葉と体のパーツがリンクしたことも理由のひとつではありますが、実はその前段階として日常生活の中で子どもたちのボディーイメージが形成されていたことが影響していたようです。

保育園で過ごす0歳児の子どもたちによく見られるのが、お友達の目や口にそっ〜と触ろうとする姿。おうちでもパパやママの口元に手を持っていったり、自分の顔に触れて指を舐めたりする姿がたくさん見られるのではないでしょうか。子どもは生後3日ごろから大人の顔を認識できると言われています。目や口などよく動くところに特に注目して、人の顔をパターン化して覚えることができるそうで、その中で実際に他者や自分のパーツを手で触れてみることで感覚や感触を覚えていくのです。

このように子どものボディーイメージが形成されていくのですが、この「ボディーイメージ」、実は物がぶつかりそうになったら避けるなどの粗大運動、食具を使ってご飯を食べるなどの微細運動といった日常生活における体の使い方の基盤となっています。自分の体がどのように動くのか手をよく観察したり、立った時に体を傾けてみたり。固いものや柔らかいもの、温かいものや冷たいものに触れて、触れた時にどんな感覚になるのか試したり。その体験をたくさんすればするほどボディーイメージがどんどん育まれ、難しい動きができるようになっていきます。
怪我をしそうで目が離せない場面も多いこの時期ですが、そんなたくさんの経験が冒頭に書いた絵本「だるまさんの」に繋がっていたのだと思うと成長の連続性を感じられ、また子どもが全身で体験しながら日々多くのことを学んでいることに気づかされます。
今後も園での生活の中で積極的にふれあい遊びや感覚遊びを取り入れたり、目一杯身体を動かせるような環境設定をしたりしながら、たくさんの感覚を育み、子どものボディーイメージを形成していけたらと思います。

池田

 

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