小さなもみじの物語

2017 年 11 月 18 日 土曜日

 「ごめんねは?」子ども同士のトラブルの後、ついつい言ってしまいたくなる言葉。「ごめんね」って謝っておしまいにしたい。そんな大人の気持ちが表れている言葉だと思います。
 7歳の娘と、3歳の息子を持つ2児の母の私も、家ではついつい言ってしまいます。「ねねにごめんねは!?」って。でも、そのあとハッとするんです。ごめんねをしても、子どもが自分のしたことを理解していなければ言葉は言葉でしかないんだなって。必要なのは、「ごめんね」という言葉じゃなくて、子ども自身がやってしまったことを理解することなんだって。
 だんだん自己主張の出てくる1歳児クラスの子どもたち。お友だちの持っている玩具が欲しかったり、取られそうになったりしてお友だちを叩いてしまったり押してしまったり…というトラブルが多々あります。そんな時、叩いてしまった子に「ごめんねは?」と言ってしまうのは簡単です。でも、それでは子どもは理解できない。
 ある日、Aちゃんが使っていた玩具が欲しくて、Bちゃんが叩いてしまいました。「Aちゃんが使っていた玩具、欲しかったよね」とまずは、気持ちを代弁してあげる。「AちゃんBちゃんに叩かれて痛かったって。Aちゃんどんなお顔してる?」BちゃんはAちゃんの顔をじっと見ています。Aちゃんは泣いています。BちゃんはしばらくAちゃんの顔を見たあと、そっと頭を撫でていました。もちろん、この時にAちゃんのフォローも忘れてはいけません。「痛かったね。」「Bちゃん、玩具欲しかったんだって」「今Bちゃん考えてるから、待っててあげてね」etc・・・。毎回、すぐにうまくいくわけではありません。繰り返し、繰り返しその子に合った言葉で伝えていく。繰り返していくことで、だんだん理解していきます。
 幼児組のお友だちでもトラブルはあります。幼児組のCくんとDくん。CくんがDくんをつねってしまいました。「ごめんねはー!!??」Dくんは怒っています。Cくんも口をへの字に結んで、怒っています。Cくんに話を聞くと、Dくんがやっていたことが危なくて、近くにいた乳児組のお友だちに当たりそうだったから、止めたかった・・・とのこと。それを聞いてDくんは、「そっか。危なかったんだ。」と納得。「つねっちゃったのはどう?」と聞くと、Cくんは少し間を空けて「ダメだった・・・」そう言った後、「Dくん、ごめんね」と言っていました。Dくんも「危ないことした僕もいけなかったよね。ごめんね。」と謝っていました。
 子どもにはその子に合った考える時間が必要です。すぐに考えて、納得できる子どももいれば、ゆっくり時間をかけて聞くことで、自分のやったことを振り返えることが出来る子どももいます。ちょっと部屋を移動して、静かな場所で話を聞いたり、ひとつずつやったことを振り返りながら話をしたり、その子に合った対応をしてあげることが大切です。
 また、幼児組になったからすぐに出来るようになるわけではなく、乳児組の頃から積み重ねていくことで、だんだんわかっていきます。小さいから、わからない。だから「ごめんね」で終わらせよう、ではなく、小さくてもしっかり自分がしたことを理解出来るような言葉かけが大切なことだと思っています。
 ただの言葉としての「ごめんね」ではなく、やったことを振り返って心から伝えられるような関わり方を、今後も心掛けていきたいと思います。

早野 恵美

2017 年 11 月 11 日 土曜日

    子供たちが全力を出した運動会も終わり、秋を飛び越して冬のような寒さになったり、雨が続いたり、台風が来たり、なんだか落ち着かない天候が続いていますね。
    さて、今年の夏、りす組さんに新しいお友達ができました。それはカブトムシ!!最初は怖がっていた子どもたちも日が経つにつれ、カブトムシに触れるようになったり、カブトムシのエサであるゼリーを取り替えたり、元気のないカブトムシを心配したり…子ども達を成長させてくれたお友だちでした。
    8月下旬頃に土の中から卵のようなものが出てくると、子ども達は大喜び!でも、それが本当に卵なのかどうか職員は分からず、様子を見ていました。
   そして9月の中旬に最後の一匹が死んでしまい、今までカブトムシが入っていたケースが空っぽの状態になったのですが…数日後、何やら土の上にうねうねと動く白い物体が…!そう!カブトムシの幼虫が順調に育っていたのです!
「カブトムシの赤ちゃんがいるよ!」と子ども達に声を掛けると、ケースの周りに沢山の子ども達が集まり「見せて見せて!」「カブトムシの赤ちゃんなの!?」と言って子ども達は大興奮!「大きくなったら、かっこいいカブトムシさんになるんだよ」と教えると「早く見たい!」「ゼリーあげなきゃ!」と目をキラキラさせていました。
    こうなったら、来年子ども達に成虫になったカブトムシを見せてあげたいと思い、幼虫の育て方を調べ始めると、先輩職員が「幼虫はペットボトルで育てられるよ」と教えてくれました。そうなったら行動あるのみ!給食の職員からペットボトルをもらい、幼虫を育てる為の土を準備し、早速赤ちゃんの引っ越しを開始しました。
    シャベルで土を入れることを説明すると、真剣な表情で一人1杯ずつ上手に土を入れていきました。半分程土が入った所で、幼虫の登場です。素手で触ったら弱ってしまうので、虫用トングで幼虫を取り出すと子どもたちのテンションは最高潮に!「きゃー!」と叫ぶ子が沢山いました。「赤ちゃんをお家に入れるね。その次はみんなでまた土をかけてあげるよ」と言って幼虫をペットボトルに入れ、子ども達に土を入れて貰うと、あっという間に赤ちゃんのお引っ越しが完了しました。

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    2~3歳の子ども達も「生きている」や「死ぬ」という言葉は使い、生死を感じることはできます。しかし、そうだとしても、大人のように生死を理解しているわけではないと言われています。その為、りす組で飼っていたカブトムシが何匹も死んでしまっても「悲しい」という感情は生まれますが、本当に死を理解していない為、楽しそうにお墓を作るという行動をしてしまったりするわけです。(実際、楽しそうにお墓を作っている姿が見られました)
今のりす組さんのお友達には「生」や「死」を理解することはできませんが、私たち人間もカブトムシと同じ生き物であり、この世に生まれてきて、周りから愛されて育っていき、これから大人になっていくんだよ、ということ。だからこそ、自分のお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、ご先祖様を大事に思って過ごして行こうね、と子ども達に伝えて行きたいと思います。
    来年の夏、子ども達が大好きなかっこいいカブトムシが見られると良いですね。

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田所 未帆

2017 年 11 月 6 日 月曜日

 10月8日、29年度の運動会を無事終えることができました。どのクラスの子どもたちも今までの力を十分に発揮でき素晴らしい姿をみせてくれました。そんな姿に成長を感じる保育士一同でした。
 さて、そんな幼児組では10日からみんなの楽しみにしている昼食時のお当番の仕事が成長に伴いついに、一歩前進したのです。どのように変化したのかといいますと、ぞう組はりす組に行ってりす組の配膳と寝かしつけに挑戦することになり、きりん組はぞう組が行っていた副食の配膳を担当し、きりん組がやっていたお茶当番はうさぎ組が担当するという事になるのです。お当番初日の子どもたちの様子といいますと…それぞれがワクワクドキドキの様子です!!朝からぞう組のAちゃんには「何時になったらりす組にいくの?」と聞かれ、「まだまだ!11時に準備して行けば大丈夫だよ」といった後すぐ、きりん組のBちゃんは当番ボードをみて「私がサラダやろっかな~。〇〇君にお肉やってもらって、〇〇君がお茶当番だ~」と自分の中で役割分担ができあがっている様子。お茶当番のうさぎ組のCちゃんもしっかりエプロンセットを持ってうれしそうに登園してきたのでした。昼食の準備時間になると、ぞう組のお友達はカゴに自分の持ち物を入れて、いざ出陣!「頑張ってね~」と見送る保育士に笑顔で「うん」と出かけて行ってのでした。残されたきりん組、うさぎ組のお友達はいつもより少ない人数なので「できるかな~?」「間にあうかな~?」と心配する保育士をよそに張りきってレストラン準備を始めました。子どもの成長ってすごいですね。今まで3クラス全員で8人または9人で行っていたレストラン準備を、これからはきりん組のお友達とうさぎ組のお友達の2クラス、6人または5人でやることになるのです。でも、きりん組のお友達がしっかりうさぎ組のお友達に声をかけながら、今までよりも少ない人数であることを感じさせない速さでテキパキと準備を終え、一番のお目当てだったと思われる配膳係やお茶当番の身支度を開始していた子どもたちだったのです。
 実は、例年だとぞう組のお友達が少しの間きりん組のお友達を指導してくれる時間を設けているのですが、今年度は指導の時間を設けずに実施することにしていて、そばで主食を配膳する保育士はちょっとドキドキしていました。配膳が始まる前に副食の盛り付け見本を見せて「普通量」「ちょっと量」と量の確認だけ行って隣で様子を見て開始しました。お茶当番のうさぎ組のお友達にはきりん組のお友達が指導のために横につきました。きりん組のお友達が、うさぎ組のお友達にやさしくやかんの持ち方を教える姿は微笑ましいものでした。配膳当番のお友達もびっくりするほど上手に声掛けができていました。今までぞう組のお友達に副食を配膳してもらっている姿を見て、覚えていたのですね。何のためらいもなく「普通ですか?ちょっとですか?」とご飯を取りに来たお友達に声がけることができたのでした。
  「疲れた~」という声も聞かれました。実は、配膳にかかる時間はスタートから最後の時間まで40分あるのです。一人一人に丁寧に声をかけ配膳をする集中力は成長の賜物だと思われます。「もう少しだけ頑張ってね」と励ますと、またまたやる気が回復しました。お当番を終えてご飯をおいしそうに食べている子どもたちは口々に「疲れたけど楽しかった」と言っていました。新しいお当番活動を満喫できた様子が感じられました。
 さて…りす組のお手伝いに行って帰ってきたぞう組のお友達。いつもの笑顔が見られません。「おかえり!どうだった?」と聞くと…D君「疲れた~なかなか寝ないんだもん…」ですって!ちびっこ保育士さんのような発言で思わず笑ってしまいました。その後、毎日別のグループも楽しみながら新しいお当番活動を行い、子ども達に新しい動きが定着しつつある幼児組です。

 「周囲の行動を真似るのは成長の過程」「まね」が子どもの成長において重要なもので子どもは社会的な振る舞いを周囲の真似をしながら学ぶのだそうです。周りの人たちの動作を見て真似ようとするのは、周囲を見ている・関わろうとしているということ。社会性を身につけようとする健全な成長なのです。
 木月保育園の子どもたちの世界でも友達とのかかわりや、他人へのおもいやりなど、情緒面でもかなり発達してきていることも感じられ日々成長をしている子ども達です。これから先色々な事がありますが、どのような成長を見せてくれるのか楽しみです。

 

近野 典子

2017 年 10 月 28 日 土曜日

 本格的に秋になり、過ごしやすい気候になりました。肌寒い日もありますので、風邪や感染症には気を付けていきたいですね。
 幼児組で一緒に食事をしているときの出来事です。Aくんが食事が終わり、しばらくじっと座っていました。Aくんに「どうしたの?」と聞くと、Aくんは「おかわり待ってるの。」と言いました。Aくんはおかわりボードを注意深く見ながら、おかわりが出ないかと見計らっていました。おかわりが表示されるとすぐにおかわりに向かいます。取ってきたのは「梨」でした。果物のおかわりはいつも争奪戦です。
 幼児組の配膳はバイキング方式ですので、子どもたちが第一陣、第二陣、第三陣と流れていきます。バイキング方式によって、空腹の程度や好き嫌いに合わせて、子ども一人一人が自分で食べられる量を決めることができます。また、自分で考えることで、自己決定力や思考力の向上にも繋がります。分量としましては、「普通」と「ちょっと」を選ぶことができますので、第一陣、第二陣、第三陣で「ちょっと」を選んだ子の分がおかわりに回ります。従って、みんなが「普通」を選ぶと基本的におかわりはありません。しかし、配膳が進むほど、おかわりが出る可能性が増えますので、通常ですと、あとから配膳に来た子の方がおかわりをたくさんできるようになってしまいます。ですので、お腹を空かせて早く配膳に来た第一陣の子には、できる限り別におかわりを用意するようにしています。
 苦手なものでも一口は食べるというルールもありますので、見た目やにおい、味付けや食感など、経験上苦手なものであれば、子どもたちは自分の頭で考えて「ちょっと」にします。新メニューや久々に登場するメニュー程、子どもたちは慎重に考えるようになります。一口食べて美味しければ完食し、おかわりもして結果的に定量を食べられたということもよくあります。また、お友達や大人が美味しそうに食べている様子を見て、食べてみようかなという気持ちにもなります。
 午睡前に「今日○○と△△おかわりしたよ!」「全部おかわりした!」と教えてくれる子もたくさんいます。おかわりは子どもにとって楽しみの一つであり、食べる意欲につながります。子どもたちの「もっと食べたい!」という気持ちを大切に思い、日々美味しい給食作りに励みたいと思います。

 

栄養士  中島 啓太

2017 年 10 月 20 日 金曜日

   ひよこ組は半年が経ち、子どもたち同士の関係性も変化してきました。
   入園当初からAちゃんは、Bちゃんのことが気になるのか近くに行って頭や耳を触っていました。Bちゃんは、Aちゃんよりも低月齢で、とても体の触り心地が良く、そのようなところからもAちゃんはBちゃんに親しみを持っていたのかもしれません。
  Bちゃんは、Aちゃんが近くに来て、頭や耳を触ってくることに、初めは「なんだろう…?」と何もわからないところから始まり、たまに「やめて!」と払いのけるような姿が見られる時期もありました。しかし、最近気づくとBちゃんからAちゃんの近くに行って一緒に笑いあっているではありませんか!
  ここ1ヶ月では、2人で追いかけっこをしたり、一緒に向き合って体を揺らしたりと、とても仲の良い様子が見られています。どうやらBちゃんも、Aちゃんのことが好きになってきたようです…!Aちゃんは、高月齢児の中でも、音楽に合わせて体を動かしたり、走ったり色々ななところを登ってみたり…とよく体を動かす子なので、BちゃんはAちゃんの簡単な体を動かす遊びを真似をしているような感じです。AちゃんはBちゃんが自分と一緒に遊んでくれるのが楽しいという気持ちと、自分より動けないBちゃんを待ってあげて気遣いながら一緒に遊んでいるような様子でした!
  更に先日は、頭をぶつけ合っていたので、何をしているのかと思い近くに行ってみると… おでこをお互いにくっつけあってニコニコ笑いあっていましたー!とても可愛く微笑ましい姿でした!!!
   子どもたちは0歳児でも、自分よりできることがある友達に憧れたり、自分より小さな子を気遣って一緒に遊ぶことができます。また、子どもたち同士の中では、年や月齢が少し上のお兄さんお姉さんという存在は、憧れると同時に大人よりも身近で、自分もやってみよう!という意欲を引き出しやすくなります。
  ひよこ組では、友達同士の関わりの中で、物の貸し借りも「かーしーてー」と手振りや自分なりに声を発しながら、友達とやりとりをしようとする姿も見られるようになってきました。子どもたち同士が、よりお互いに良い関係を作っていけるように、関わり方を伝えたり、関わりが増えるような遊びを取り入れていきたいです。また、お互いに刺激し合いながら、自発的に成長する心も同時に育てていけるよう、心がけていきます!
 

落合 みお

2017 年 10 月 16 日 月曜日

   最近お話が上手になってきた子どもたち。私にこっそり教えてくれた女の子のエピソードを紹介したいと思います。
   ある日、クラスで遊んでいた時のことです。私に近づいてきて、まいせんせ~あのね…Aね、BちゃんとCちゃんのこと大好きなの!と教えてくれました。またある日には、午睡中、Aね、みんなのこと大好き!と教えてくれました。
   他人のことを大好き。と言えることは両親や大人からたくさんの嬉しい言葉をもらったからだと思います。「自分はとても大切にされている」「味方をしてくれている」と感じることができれば、自分はひとりじゃないんだ、味方をしてくれている人がいるんだと、大きな安心感を持つことができます。それがみんなに支えられているという思いに繋がり、人間関係を築いていく際の力にもなってきます。人を大事にできる基本は、自分が大事にされているということだと思います。たっぷり褒められ、たっぷり味方されて育った子は、人を大切にします。悪さをしようが、何かがちゃんとできてもできなくても、長所・短所を含めて丸ごと子どもたちの存在を受け入れ、存在そのものを褒めてあげること。子ども自身の思いや感情に目を向けて、言葉で賛美してあげることを大切に保育していき、子どもたちの存在そのものを大切にできる保育士でありたいなと、このエピソードを通して改めて思いました。

 

佐藤 真衣

2017 年 10 月 7 日 土曜日

 最近のりす組の子どもたちは、お友達同士で仲良く遊び、最近ではカプラで遊ぶ姿が見られてきました。カプラは、子どもの頭の中で考えているものを目に見える形で表現できます。カプラをどんどん並べて道路を作ったり、囲いをつくって駐車場をつくったり、井の字型に重ねていきお家やお城をつくり自分のイメージを形にすることが上手に出来るようになりました。
  そんなりすの子どもたちとのある日の会話を紹介したいと思います。「ウチュウジンって知ってる?」と聞くとみんな声を揃えて「知ってる~」と言いました。「ウチュウジンって怖いのかな?」と聞くと「怖いよ!」という子、「優しいよ~」という子に分かれました。そこからウチュウジンのお顔の話になりました。Aちゃん「目は大きくて、鼻はないの」Bくん「鼻はあるよ!」Cくん「口はない!」子どもたちが考えるウチュウジンのイメージは様々です。保育士「指はあるのかな?」Dちゃん「ゆびはDと一緒~」Eちゃん「違う!4本だよ!4本!」Eちゃんに周りの子どもたちが「違うよ!」と言った時、Eちゃんは「4本なの!」ととてもこだわっていました。さらに「好きな食べ物は?」と聞きました。この日、保育園の給食のデザートがスイカだったためスイカと言うかと思いましたが、「りんご~」と言った子どもがいました。「宇宙人」ひとつとっても「宇宙」という誰しもが未知な世界の話を子どもたちのイメージや想像でとても話が盛り上がりました。子ども1人ひとりしっかりと頭の中で形のないものでもイメージ・想像ができていることにとても驚きました。
  このようなイメージは日々の生活の中での関わりや色々な体験、遊びの中で湧いてきます。そのイメージをみんなで共有することで刺激を受けイメージの幅が広がりさらに想像力が豊かになっていきます。お友だちとだけでなく、おうちや園でのなに気ない会話や出来事でも、子どもたちにとっては大切な経験になります。これからも、もっともっと子どもたちのイメージや想像力を引き出していけるように日々子どもたちとたくさん会話や遊びを一緒に、楽しんでいきたいと思います。

田山 碧

2017 年 9 月 30 日 土曜日

 朝夕の寒暖差が大きくなり、秋の到来を感じます。その他にも、公園の植物や夜道の虫の声、スーパーに置かれてる野菜の変化でも季節の変化を感じられますね。スーパーの野菜の変化といえば栗が店頭に並んでいたり、色々な種類のキノコを見てどんどん食欲が湧き、食べ過ぎないように気を付けなければいけない時期ですね。・・・このままでは食べ物の話で終わってしまいそうなので、本題に入らせて頂きます!
 秋と言えば、『食欲の秋』だけでなく、夜が長くなるので『読書の秋』と色々ありますが、保育園の秋と言えばやはり『運動の秋』ですね。幼児組では月に1度は運動遊びを取り入れており、みんな楽しく取り組んでいますが、8月、9月にもなると運動会が近付きいつも以上に気合いを入れている姿もみられます。
 木月保育園での運動会ではきりん組とぞう組の年中、年長のクラスがリレーをします。発達の違いもあり、リレーに取り組みたての頃は勝ったぞう組は大喜び、負けたぞう組は泣いてしまい、きりん組はあまり勝ち負けにこだわらず頑張ったね~という感じでした。年少のうさぎ組までは楽しく頑張ろうと参加していたので、きりん組さんにとっては初めてともいえるグループの勝ち負けになるのであまりこだわらずに参加していました。しかし、そんなきりん組さんも、回数を重ねていくうちに、喜んでいるぞう組さんや泣いているぞう組さんを見て頑張って勝てた!や、頑張ったのに負けちゃったと言った気持ちを持ち始め、喜んだり悔しがる姿も見られるようになってきました。同じグループの友だちが喜んだり泣いている姿を見て勝ち負けの意味を知り、自分も頑張ろうとする。これは、今のぞう組さんたちが一年前に見せた姿です。年長となった今では、その他にも、同じチームの友だちと一緒に力を合わせて勝とうとする意欲を持って臨んでいます。
 ぞう組さんがみんなで力を合わせて頑張る姿を見て、年中組が勝ち負けを知り頑張ろうという気持ちが芽生える。木月保育園のリレーのバトンは物理的に繋がるだけでなく、勝ち負けを通して友だちと力を合わせて頑張ろうとする気持ちを次のクラスの子に繋げ、心の成長にも繋がっていくのですね。そんな年中組と年長組のリレーを二階から見ていた年少組の子ども二人が『みんな頑張ってるね』『うん、来年は僕も頑張ろう』と話してるのを聞き直接では無いけど頑張る姿で年少から年中、年中から年長へと見えないバトンがあるように感じられました。
 勝ち負けも大切ですが、心の発達や頑張った気持ちを受け止め、職員一同で子どもたちが作る素敵な運動会をサポートしていきたいと思います!

 

鈴木 辰徳

2017 年 9 月 23 日 土曜日

 9月になり、だんだん涼しくなってきました。暑い夏を元気いっぱい過ごしてきた子どもはぐぐっと大きくなってきましたね。
 私がフリー担任なので、色々なクラスに入り保育をするのですが、子どもたちが大きくなったなぁと感じるのは、”おしゃべり”がすごく上手になったことです。1歳児クラスのある女の子は、半年前には「ドウゾ」と言って、その子の持っているおもちゃを私に手渡してくれ、こちらも「ありがとう」と返すと女の子は”うんうん”と頷く、”どうぞごっこ”というような遊びをひたすら繰り返して楽しんでいました。
 それから少し経ったある時、その子が絵本の読み聞かせを聞いている時、絵本の中に出てくる動物を見て、「ネコ!」「カバ!」とおしゃべりしていました。こちらも「そうだね、ネコだね〜」「カバだね〜」と何度も絵本の読み聞かせを楽しんでいました。
 それからまたある時、いろんな形のブロックをいろんな形の穴が空いている箱の中に入れるおもちゃで遊んでいました。全部のブロックを入れ終わると、「モウイッカイ!」と自分の意思を言葉にして、お話しをしていました。
 この前は、絵本を読みながら、「ドンナイロガスキ? キイロ〜  キイロノイロガスキ〜♫」と上手に歌っていました。
 今、この女の子はどんどん言葉を耳から吸収して、それを何気ないおしゃべりの中で、言葉を楽しんでいる時なんだと思うのです。ちいさい時から、おしゃべりを楽しんだ子どもは”言葉の力”をたくさん持っていることが多いです。聞く力、話す力など色々な力がある中で、特に大事な力は言葉の語彙力がある子です。言葉の語彙力がある子は、言葉の本当の意味がちゃんとわかってる子です。難しい言葉を知っているのではなく、物事をわかりやすく相手に伝えられる子が語彙力がある子だと思います。
 大人の言葉をわかりやすく言い換えて伝える事や、子どもの話す言葉を上手く拾えるかどうかで、子どもとの会話がすごく楽しくなりますよ。私たち大人は子どものおしゃべりをたくさん聞いて、一緒におしゃべりを楽しみたいと思います。

 

宮川 盾夫

2017 年 9 月 16 日 土曜日

 8月が終わり少しずつ秋に近づいて来ています。先日終了した夏のプール遊びの様子です。
 Aくんは水遊びが大好きでプールに入るのを楽しみにしていました。プールに入ってからは手に取れる玩具に手をのばしピチャピチャ遊んでいました。Aくんの側でBくんはジョウロにお水を入れて水を流すのを楽しんでいました。AくんがBくんのジョウロのお水に手をのばしましたBくんはジョウロが取られると思って「だめ!」と言って背を向けました。私はBくんに「Aくんはお水をかけて欲しいのかもしれないよ。」と声を掛けました。するとBくんはジョウロに水を入れ直しAくんの側でジョウロのお水を流してくれました。Aくんはとっても嬉しそうにお水に手をのばしました。Aくんの様子にBくんも嬉しそうに手にお水をかけてくれました。それからBくんは自分の手ものばしAくんと一緒にお水の感覚を2人で何回も楽しんでいました。まるで魔法の水ですね。
 子どもたちは目や耳、皮膚感覚など「五感」を通して自然物と接していく中で様々な物事に対する認識を深めていきます。「水」と触れ合って遊び、特にこの季節は「気持ち良さ」を感じます。AくんとBくんは月齢も違く、普段はあまり関わりのない2人が一緒に魔法の水に触れ、お水の気持ち良さを楽しむ事で関わりを持つことが出来ました。
 これからも子どもたち同士で一緒に関わりを持てるような声かけをしていきたいです。そして色々な物や素材を通して「五感」を磨ける様な活動をしたいと思いました。

斉藤 操