木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「ちょうちょになりました」2歳児りす組編

2024.03.11

みなさんは覚えていますでしょうか?10月のブログで脱走の末、さなぎになったあおむしのことを。1月から始まった移行により、あのサナギもカップにうつして幼児組の棚の上に移動していました。2週間ほどで羽化するサナギがほとんどですが、半年も眠ったままのりす組のサナギでした。先日、とても暑かった日に棚の掃除をしながらふとサナギの入ったカップを除くと、サナギに穴があき、ちょうちょがカップの底で羽をばたつかせていました。帰りの会で子どもたちにも知らせるとかぶりつくようにケースを覗き込んでいました。

 

 

 

半年も時が経ち、夏に見ていたあおむしやサナギがちょうちょになったということをりす組の子達にはあまりつながりを感じていないようでしたが、羽をばたつかせるちょうちょを不思議そうに興味を持って見ていました。なかでも虫好きでよく虫の絵本を見ているAくんはとっても喜んで、フロアにいる職員を引っ張ってきては「ちょうちょ!」「ちょうちょ〜!」と興奮気味に知らせていました。囲んで見ていた子たちも、ケースを揺らす子がいると「ダメだよ!」「かわいそうだよ!」など互いに気をつけようとする姿もありました。そんな子どもたちの姿に、ひとりひとりが興味を持ち、生命を感じているのだなと思いました。虫は私たち人間よりも寿命は短く、悲しいお別れを早く迎えてしまいますね。「悲しい」「かわいそう」そんな気持ちは心を苦しくさせることもありますが、この感情の経験は、「今」が大切ということに気づく心の土台になるのではないでしょうか。この大切さに気づくのはきっとだいぶ先のことだと思いますが、ふと思い出す小さな頃の記憶のひとつになってくれたらと思います。りす組 小林

 

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