木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

トントントン♪はい、おしまい!(2歳児クラス・るんるん組編)

2021.09.10

突然ですが皆さんは「わらべうた」はご存じですか?「童謡」「子守歌」「手遊び歌」など様々な言われ方をしています。

いずれも子ども向けの歌であり、昔から子どもたちにより歌い継がれ、子どもたちが遊びながら歌う歌のことです。これらは様々な種類があり、代表的なものでいうと「とんとんとんとん・ひげじいさん」や「いないいないばあ」などがこれにあたります。
歌い継がれてきたということもあって、お父さんお母さんもいくつか知っているものもあるのではないでしょうか。僕も保育士になって7年。「わらべうた」についてたくさん学ぶ機会がありました。
さて、ここでなぜ「わらべうた」の話をしたかといいますと、今るんるん組ではわらべうたブームが来ています!!

というのも今年は「絵本」がテーマということもあって、僕は絵本が大好きなので子どもたちにわかりやすく、伝わりやすい絵本とはなにか!ということを考え、毎月毎月絵本棚の更新をしています。

中でも子どもたちにとって親しみやすい内容はなにかな、と考えたときに「わらべうた」が真っ先に出てきました。「わらべうた」は読みやすく、リズミカルな手遊びもあるので子どもたちと触れ合うことができたり、子ども同士でかかわり合って遊べるのでとても良い教材です。

 

2歳から3歳の時期は相手のことや周りのことを少しずつ気にし始め、言葉や行動を真似したりします。日々の生活や遊びの中でも手を繋いだり、お話したり、時には喧嘩だってします。そんなかかわりの一つの手段としてあるのが「わらべうた」。
実際に子どもたちが「わらべうた」でどんな風にしているのか見てもらいたいと思います。ここで行っているのは「かじやのかっちゃん」という「わらべうた」です。「かじやのかっちゃん、おいでかな?いますよいますおいでやす、ていてつひとつうてるかい?ひとつどころかいくつでも、トントントンもういっぽん、トントントンはいおしまい♪」という歌詞で相手の足をリズムに合わせてノックしていく「わらべうた」です。

写真では一人の男の子が同じクラスの女の子に足をトントンしています。女の子はとてもリラックスしていてとっても気持ち良さそう。男の子も歌いながら上手にトントンして笑っているようにも見えます。ここでは「やってもいい?」「うん!やってー」などのやりとりがあり、「こっちのあしもやって」「もっかいやって」など要求をして、話を聞き、受諾して実行するなど何気なくかかわっているように見えますがたくさんのやりとりがあります。こうして少しずつ社会性が育まれていきます。

 

ここでは2人のかかわりですが、このあと「私もやってー」「僕もやってー」「先生も一緒にやろう」など2人の遊びを見てどんどん輪が大きくなっていきます。
このようにるんるん組では子ども同士のかかわり合いの中で「わらべうた」を用いて2人だけのかかわりもあれば、そこからどんどん大きくなっていつの間にか周りの友だちも混ざって大きな輪となって遊ぶ姿などもあります!この他にもたくさん「わらべうた」はあるので、この機会にお家でもやってみるのも面白いかもしれませんね♪

 

岡本万太郎

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