4月によちよち組・すくすく組に新入園児が3人ずつ入り、新しい年度が始まりました。初めは保護者と離れて過ごすことに不安を抱え、泣いてしまうことも多かった子どもたちですが、2ヶ月経った今ではほとんど泣くこともなく、楽しく過ごしてくれるようになりました。毎日の生活の中で遊ぶだけでなく、手を洗う・片付ける・着替えるなどの生活習慣も少しずつ身についてくれるといいなと思い、私たち保育士は日々子どもたちと付き合っています。
この2ヶ月間よちよち・すくすく組の子どもたちと過ごしていく中で、園長先生に言われた言葉で印象に残っていることがあります。それは「子どもがやる前に大人が正解へ導かないこと」「子どものやってみようという気持ちを邪魔しないこと」これまで8年間保育士をやってきて、自分なりにこの言葉の意味をわかっているつもりで、子どもたちを見守ってきましたが、園長先生からこの2つの言葉を聞いたとき、自分の保育を見つめ直してみると、子どもがエプロンを汚れ物カゴにしまう際、子どもが入れる前に「〇〇ちゃんの顔はどこかな?」と声掛けしてしまっていることに気がつきました。正直に言うと、間違えて覚えてしまうのでは?最初から自分のカゴを教えてあげたほうがいいのでは?と思っていました。しかし、この言葉を聞いたあとに声掛けを意識的にやめて、新入園児Aくんの様子を見守ることにしました。Aくんはエプロンを持ってカゴに入れますが、そこは違う子の場所です。それでもAくんは自分でカゴにしまったという達成感を味わい、自分で嬉しそうに拍手をしていました。その姿を見たときに園長先生が言っていた言葉の本当の意味がわかりました。
私たち大人は完璧を求めてしまい、目的が自分のカゴを覚えることになってしまっていましたが、子どもたちの本当の目的は自分でカゴにしまえるようになることで、その経験を踏むことで少しずつ自分の場所がわかり、間違えずにしまえるようになるという新たな目標ができていくのだと感じました。
6月になり、すくすく組に新しいお友だちが2人、今月にはよちよち組にも新しいお友だちが増えました。すくすく組14名、よちよち組9名での新しい生活が始まるので、子どもたち一人一人のやる気を見守りながら、できること・やりたいことを増やしていけるような保育を心がけていきたいと思います。

梅原


