木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

2026.05.01

木月ほほえみ保育園の年長組(うきうき組)の子どもたちは、2月になると年長クラスだけで過ごし、就学に向けてリズムを作っていきます。
このお話は、そんな2月のうきうき組の子どものお話です。

給食が終わり、お当番の2人がお掃除をしていました。テーブルを拭き、椅子をあげ、床を雑巾掛けしてくれています。
この日は天気も良く、外で子どもたちがたくさん遊んだこともあってか、床掃除をすると雑巾が真っ黒に!!
「そのまま洗濯機に入れてもキレイにならないから、雑巾洗ってくれる??」
そう声を掛けると、2人は水道で雑巾を濡らし始めました。
「全然キレイにならないよ!」濡らした雑巾をもちながら、Aちゃんが困ったようにつぶやきました。

さて、2人はどうするのかな??
そう思いながら、様子を見ていると…

「こうするとキレイになるよ!!」Bくんが雑巾を擦り洗いしながら、Aちゃんに教えてあげていました。
「ホントだ、キレイになってきた」Aちゃんも雑巾を擦り洗いしています。

「すごいね。キレイになってるね。Bくんやり方知ってたの?」と聞くと「見たことあった」と教えてくれました。
「あとは洗濯機に任せよう!洗濯機に入れてきて」とお願いし、2人は雑巾を洗濯機に入れ、椅子を元に戻してくれました。

「床汚かったね」「雑巾真っ黒になった!」「あ!オモチャ落ちてる!!片付けてくる」等と話しながら、お当番をしてくれた2人でした。

木月ほほえみ保育園では、2歳クラス(るんるん組)から「デザートを給食さんに聞き、みんなに発表する」というお当番活動から始まり、うきうき組ではお掃除や給食の配膳、年下の子たちの寝かしつけ(トントン隊)等、お仕事は多岐に渡ります。

小学生になってからも「日直」や「給食当番」という名前になりますが、お当番活動は続きます。
この活動は、自分のためにだけでなく「誰かのために働くという」活動です。

ある研修で学んだのですが、諸外国ではこのような活動はないそうです。日本では当たり前のように使ったお部屋を子どもたち自身で掃除をしますが、諸外国ではお掃除を仕事としているプロの方がしてくれるので、子どもたち自身が掃除をすることはないと聞きます。
その仕組みは仕組みで、色々な利点もあるでしょう。
でも、日本ならではと言われるお当番活動を行うことで、子どもたちは様々なことを学んでいます。

みんなのためにお部屋をキレイにすること
みんなが快適に過ごすためにはどうすれば良いか
雑巾はそのままではキレイにならないこと
どこから掃除をしたらキレイになるのか…

挙げたらキリがありません。

「誰かのためにする」ということが、自分自身の成長にも繋がっていく。
子どもたちの行なっているお当番活動をただの役割、当たり前の活動と思わず、意図を考えながら、様々な経験が出来るように働きかけていきたいと思っています。

 

        

 

早野

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