小さなもみじの物語

2016 年 7 月 23 日 土曜日

   梅雨に入り、じめじめとして蒸し暑い季節になってきました。そのような中のある日の出来事です。
 雨のため廊下で遊んでいる時にハイハイの上手なA君がハニートンネルを通ることができました。Bちゃんは入ろうとしましたが不安な顔をして、その日は通ることができませんでした。翌日A君が自信満々にトンネルを通る姿を見て、Bちゃんは恐る恐る入ってみるとスムーズに通ることができました。その姿を見た他の友達も数名トンネルを通ることが出来るようになり、楽しそうに遊ぶ姿が見られました♪今ではハイハイだけではなくつかまり立ち・つたい歩き・歩くことができる様になった子ども達が増えてきました。その子ども達には出来ることは伸ばしつつハイハイも同時に行っていこうと思います。何故ハイハイを行わせるのかと疑問に思う方もいると思いますので、ハイハイの重要性をお話しようと思います。
 子どもの成長にとってハイハイという行動は腕の力を鍛えると共に反射神経やバランス感覚も鍛えることができます。近年転んだ時に身を守れない子どもが多くなっていると言われていますが、ハイハイをしっかり行うことで上体が不安定な時にパっと手が出て体を支えるという反射が自然と身に付いていくようになります。またハイハイという全身運動をすることで脳が刺激されて言語能力や集中力なども高くなっていきます。
 このようなことから、これからもレストランへの移動時や階段上り、遊びの中などにハイハイをたくさん取り入れていき、楽しみながら成長していけるようにしていこうと思っています♪今後も子ども達の成長が楽しみで仕方ありませんね♪

藤内 駿

2016 年 7 月 16 日 土曜日

 新年度を迎えて3カ月、あひる組の子ども達は元気いっぱい!新しいお友達の名前を覚えてきて一緒に関わる姿も多く見られるようになってきました。
 4月に入園してきたAちゃんはお休みも多くなかなかクラスに慣れず、おんぶで過ごしていたり午睡もゆっくり出来ずにいました。お休みの日の話しをしたり、ごはんやお風呂の話しをAちゃんとする中で少しずつ信頼関係が築けてきたかなっと思っていました。
 6月の終わりのある日、朝の登園で私がAちゃんのお母さんと話をしているときもお母さんとの別れが嫌で抱っこをしてもらいながらAちゃんは泣いていました。お母さんからAちゃんを預かると泣きながらも、私に抱っこでしがみついてくれ ました。そして涙を流しながらも「いっちょにごはんたべようね。」とAちゃんが言ってくれました。私はAちゃんに「一緒にご飯食べようね。」っと答え、その言葉に感動していました。Aちゃんが落ち着いて遊び始めた頃、お支度を終えたお母さんがクラスに戻ってきました。Aちゃんの様子をこっそり見ているお母さんに私はAちゃんが言ってくれた言葉を伝えました。するとAちゃんのお母さんは「本当に先生方に感謝です。泣いて嫌がっているけど、本当に嫌だったら絶対先生方の所には行かない。そのぐらい娘は意思がはっきりしています。泣きながらも先生方のところに行くんだから本当にすごいなって思います。」っと言ってくれました。
 子ども達は一人一人クラスに慣れる時間は違います。自分のお母さんが保育士と親しく話している様子を見てお母さんと仲良しの人だ、安心していい人と認識し不安が減る事は多くあります。また子どもを介して保護者と大切な情報を共有する事、子ども達の状態、お家での出来事、食事や睡眠の状況、それと共に家庭での様子や保護者と子どもの関わりも園での子ども達の育ちに大きな影響としてつながっていきます。
 大好きなお父さん、お母さんと離れて生活する保育園、その生活の中で一人一人の子ども達と向き合い子ども達の安全基地となり、保護者の方々との関わりを大切にしていきます。

 

斉藤 操

2016 年 7 月 9 日 土曜日

  雨らしく湿気があって蒸し蒸ししますね。雨だと外に出られず発散はできませんが、子どもたちは傘やレインコート、長靴にウキウキな様子です☆
  先月、りす組は初めて午後おやつに出るそら豆の鞘むきに挑戦しました!今までは幼児さんがやっていたおやつの準備。初めてのそら豆の鞘むきに戸惑いつつ、先生の見本を見て一生懸命むきむき…。思ったよりも硬くてすぐにやめた子もいましたが、多くの子が最後までがんばってむきました。その後遊んだりして子どもたちもすっかりそら豆のことは忘れていました。そしていよいよ午後のおやつの時間。お当番さんからおやつがそら豆だと教えてもらうと、自分たちがむいたことを思い出します。席についていただきますを待つ間も、子どもたち同士で「みんなでむいたんだよねー☆」と会話が弾みます♫実はそら豆が苦手な子も多かったのです。ところが、配膳するときに「ちょっととふつうどっちがいいですか?」と聞いていくと、いつもは苦手でほんの一欠片も手が出せずに食べきるのに時間がかかるAちゃんが「ふつう!」と言うのです。配膳していた先生も心配して「大丈夫?減らしたほうがいいんじゃない?」と声をかけましたが「大丈夫!」というAちゃん。隣のBちゃんも苦手なのに「ふつう」を選びました。配膳していた先生も、「自分でむいたんだもんね。じゃあがんばってみようね!」と言い、いただきますをしました。側で見ていた私も「大丈夫かな〜?」と見ていましたが、2人はニコニコと会話をしながら苦手なそら豆をちょっとずつ食べ、すべて食べたのです!自分でやった、自分が作った、こういう経験が子どもたちの食べる気持ちに強く影響するんだなぁと改めて感じさせられました。まさに『食育』ですね。
  食べることの大切さ、食べる意味を伝え、食べる気持ちを育てていく大事な経験が『食育』です。できるまでの過程を知り、実際に自分たちが携わると、出来上がったものをただ食べるよりも何倍も興味を持ちおいしいと感じるものです。そして育てることや料理をする大変さなども知り、色々な人や物に感謝するようになり、『いただきます』という日本人の心を持つようになるのだと思います。幼児組ではその感謝の気持ちを込めた「いただきます』のご挨拶をしてから食べています。
  園では栄養士を中心に様々な『食育』を実施しています。野菜を栽培して収穫して食べる取り組みもしています。りす組ではミニトマトを植えました。初めて自分たちがお水をあげて育てたミニトマトが赤くなったとき、どんな反応をするのか、どんな表情を見せてくれるのか今からすごく楽しみです!

 

新屋 淳子

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2016 年 7 月 2 日 土曜日

 「お当番、見てきます!」そう保育士に声をかけ、保育室から階段の方に行く子ども達。「今日はAちゃんが、お当番だね!」そう友だちに言われて、嬉しそうにニコニコ笑うAちゃんの肩には、お当番バッチが揺れています。
 Aちゃんが楽しみにしている、木月保育園のお当番さんは、大忙しです。朝は事務所に人数を伝えに行く→給食室に献立を聞きに行く→朝の会の進行→昼食のレストラン準備。お花やティッシュを並べます。→配膳が始まったら、ぞう組さんは主菜や副菜、デザートの盛り付け。きりん組さんはお茶を注ぎます。→午後のおやつを食べたら、帰りの会の進行をして、おしまい。大人だったら「え~、大変そう!」と思わず言ってしまいそうな、お当番さん活動の数々。でも子ども達は「早くお当番さん来ないかな~」と楽しみにしています。
 先日も午前中の太鼓指導が長くなり、年長さんの遊ぶ時間がなかったので、「今日は、お当番さんしなくていいから、遊んでおいで。」と話すと、「私、お当番さん大好きだからやるよ!先生も、お当番が居なかったら困っちゃうでしょ?」なんて言われてしまいました。年少さんでも、「先生、今日はBのお当番?違うの?早くお当番さんしたいな~」なんて言葉をよく聞きます。木月保育園のお当番さんは異年齢で構成された8グループあって、8日に1度しか回ってきません。自分のお当番の日を、心待ちにしている子ども達です。
 そんな保育園の中でのお当番活動って、どんな意味があるのでしょう?子ども達は、保育園の集団生活で様々な経験をします。その経験を通して、集団の中で、どう行動すれば良いのかを学んでいきます。当番活動は、自分の役割を持ち責任を持って行動する経験の為に行います。例えば昼食前のレストランの準備。お当番さんは自由遊び中に、皆の為に少し早く遊びを切り上げてレストランの準備を行います。お当番さんが居ないとレストランはオープン出来ません。8~9人で協力して手分けしてテーブルを拭き、シートやティッシュや花を並べていきます。
 こうしたお当番活動では、自分の役割を時間内に責任を持って終わらせる必要が出てきます。時間内に終わらせる為には友達同士で協力し、調整したり、我慢することも必要になります。木月保育園は、異年齢のグループによるお当番さんです。年長児の中ではリーダー格にはならない子どもでも、異年齢のグループではリーダーになれます。年中や年少の子ども達に仕事を割り振ったり教える力が自然に身についていきます。また年中や年少の子ども達は、そうした年長児の姿を見て憧れを持ち、仕事のやり方を自然に継承していきます。こんなお当番活動をイヤイヤやっているのではなく、心待ちにし活き活きと取り組む姿を見ると、子ども達は任された役割を主体的に取り組めているのだろうと思います。
 そんなお当番さん達に、日々私達保育士も助けられ、感謝の気持ちでいっぱいです。頑張れ、幼児組のお当番さん!

中澤 明日香