小さなもみじの物語

2016 年 2 月 27 日 土曜日

 寒さの中にも、少しずつ春の暖かい日差しを感じられるようになりましたね。子ども達は毎日元気に戸外遊びを楽しんでいます。先日、一時保育こあら組で近所の矢上川へ散歩に行った時のほっこりとしたエピソードを紹介したいと思います。
 散歩では、川にいる鯉を見たり、川沿いを走って遊んでいましたが、Aちゃん(2歳児)が転んでしまい、しばらく地面にふせていました。それを見ていたBちゃん(2歳児)が近寄って来ました。どうするのかな?と思い私も近づいて見守っているとBちゃんは、「大丈夫?」と声をかけて、Aちゃんを起こしてあげようと、体を持ち上げていました。転んでしまい泣きそうだったAちゃんは、お友達に声をかけてもらい、「大丈夫」と言って嬉しそうに自分から起き上がっていました。
 個人差もありますが、3歳前後になるとお友達の痛みを共感し、どうしたらいいのか自分なりに考え,思いやりの心が芽生えていきます。又、子どもは日々見ている事が記憶に残り、成長と共に行動に移せるようになっていきます。きっとBちゃんも身近にいる大人がしている事を見ていたり、自分がしてもらった事があるのでしょうね。
 思いやりの気持ちを育てていけるように子どもの何気ない行動にも目をむけて「うれしい」「ありがとう」の気持ちを素直に伝えていきたいですね。

島袋美紀

2016 年 2 月 20 日 土曜日

 2月の移行で年長のぞう組さんが単独の保育室で過ごすようになり、ぞう組さんを対象にして、その日の給食で使用している食材についてちょっとしたお話をする“ちょこっと指導”を行っています。先日はその日のスープに使用していたトウモロコシをテーマにお話ししました。始めにとうもろこし畑の写真を見せたところ、すぐに“とうもろこしだ!”とぞう組さんのほとんどが答えていました。写真を見せる前は、分かるかな?と思っていましたがさすがぞう組さんです。昨年度のことになりますが、園の畑でもトウモロコシを栽培していたので、子どもたちは覚えていたのでしょうかね。
 ちょこっと指導では、テーマの食材の○○のパワー(栄養素)についてお話しています。トウモロコシのパワーとしては、食物繊維の話をしました。トウモロコシの前にヒジキをテーマにして食物繊維の話をしていたので、同じ内容ではありますが復習としてお話しました。食物繊維のパワー覚えてる?と聞くと、A君が“骨や歯を強くする”との答えが。ヒジキの時にカルシウムの話もしていたことや、幼児組で行う食育指導でもカルシウムの話をしているので、カルシウムの印象が強かったようです。他のお友だちにも食物繊維について聞いてみると、Bちゃんからは“おなかを元気にする”との答えがあり正解でした。C君からは、また“骨や歯を作る”との答えで、やはりカルシウムの印象が強いと感じました。ちょこっと指導のテーマは子どもたちに伝えていないので、慣れてくると“今日は○○についてでしょ。”と内容を予想する子や、“次は○○についてがいい”とリクエストをしてくる子もいて、楽しみにしてくれているようです。今後も様々なテーマでお話ししますが、所々で復習も交えながら楽しくお話して食への興味・関心を高めたり、食への知識を育んだりするきっかけを作っていきたいと思います。
 ちょこっと指導の後は、その日に使用した写真や“ちょこっとクイズ”をぞう組の保育室付近に掲示しています。ぜひお子さまから話を聞いたり、お迎えの際に見たりして、ご家庭での会話のきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

栄養士 片野めぐみ

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2016 年 2 月 13 日 土曜日

 2月に入り、りす組の部屋に移行したあひる組。今までとは違い、ワンフロアーで、視野の広がった環境の中で、子ども達は、初めはテンションが上がり、はしゃぎまわっていました。でも、事前に一足先にりす組の部屋で過ごしていた数名の子ども達の手慣れた生活習慣に魅了された他の子ども達は、その様子を見ながら少しずつ生活の流れを覚えていっている様です。
 この時期の一歳児は、周りの人達の行動を模倣(真似)したい気持ちが大きく芽生え、出来ないながらにも、やってみようと試みるのです。と同時に、人の真似ばかりではなく、それをヒントに、自分なりの創造力を駆使して、大人が考えもつかないような発想を生み出すのです。
 ある日の事です。A子ちゃんが、ままごと玩具で、キッチンセットを叩いているのです。何度も繰り返すので、『おもちゃが壊れちゃうからコンコンするのやめようね!?』と注意しようとしたのですが、本人は何だか真剣な表情でしたので、そっと横から覗いてみると…アイスの模擬玩具を2つくっつけた中に、チェーンリングを入れ、それをコンコンキッチンに叩きつけ、それを両手でパカッと割ってお茶碗に入れたのです。
 もお、おわかりですよね!?Aちゃんは、卵を割ってお茶碗に入れ、卵ごはんを作っていたのです。まるで本当に卵を割っているかのようです。思わず写真に収めてしまいました。

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 観察力の細かさと、そこにある玩具で創造力を膨らませる力は、大人には忘れてしまった遠い昔の、ピュアな心の現れなんだと思います。行動だけではありません。相手の気持ちにも創造力を使い、理解しようとするようにもなる『創造力の宝庫』の時期なのです。今までは、自分の思いの通りに行動したかった気持ちから、『我慢する』『気持ちをコントロールする』事が出来るようになってくるのです。ついつい、大人が『〇〇の時は、こおするんだよ!?』『これはこおなんだよ!?』と、意見を押しつけてしまいがちですが、子ども達は、個々の創造力で、奇想天外・大人にも考えつかない感情をもっている事を念頭におきながら、お互いの気持ちのやり取りを経た上で、いろいろな経験や友達との関わりを持たせていく事が、今後、子ども達が、あらゆる困難や新しい経験に出会った時に、自分で考え、悩み、クリアしていく事に繋がっていくと、考えています。。
 まだまだりす組での生活は始まったばかりです。子ども達の気持ちの成長を受け入れながら、創造力を存分に発揮していけるように見守っていきたいと思っています。

中谷美帆

2016 年 2 月 6 日 土曜日

 移行が終わり,りす組(2歳児クラス)も幼児組での生活が始まりました。移行の開始時は毎週1グループづつ二階の幼児組に上がりどんどん人数の少なくなる中で一つ年下のあひる組さんが6名、りす組の部屋に移行してきました。最初あひる組さんはみんなで固まって同じ場所で遊んでいる姿が多く りす組さんと遊んでいる姿は見られませんでした。 でもあひる組さんはだんだんりす組さんがブロックを作っている姿を後ろで見ていたり一緒に作ったり遊んだりする姿も見られるようになってきました。
 そんな中りす組のAくんだけはあひる組さんにあまり興味がないようで、近くであひる組さんが遊んでいても自分のペースで遊んでいます。お散歩に行く時も同じクラスの子と手をつなぐ事が好きみたいでした。何日かしてAくんの遊んでいる側にあひる組のBくんがいる事が多くなりました。BくんはAくんが作っているブロックの電車を真似して作って走らせていたり、Aくんがパズルをやってる横で座って見ていたりBくんはAくんのやっている遊びに興味深々な様子でした。ある日の夕方 久しぶりにキャットウォークに行きました。Aくんは本棚からトーマスの本をすぐに探すとソファーに座って見ていました。Bくんが隣に座ると一緒に本を見始めました。 私は二人の様子が見たくてそっと側に行きました。AくんはBくんに本の中身を話してあげていました。 その日以降、AくんはBくんが靴を履くのを手伝ってあげたり、お散歩の時に手を引いてあげたりBくんにだけでなく他のあひる組さんにも優しいお兄さんとしてのAくんの姿を見る事が出来ました。とっても照れ屋なAくんはBくんと仲良くなった事であひる組さんに手助けをするきっかけをもらったようですね。
 移行して幼児組さんで過ごす りす組さん、幼児組さんでも素敵なつながりをこれからも見つけて大切に見守って行きたいと思います。

斉藤 操