小さなもみじの物語

2014 年 12 月 27 日 土曜日

 りす組(2才児)での、ほほえましいお話です。給食のデザートは子ども達のお楽しみでもあります。その日のデザートはヨーグルトでした。Aちゃんはヨーグルトのふたが開けられず、「できない!」と言って、なかなか開けられませんでした。自分の力で考え、開けられるようにしばらく見守っていましたが、ふたは開けられず、保育士が手を添えてふたの開け方を教えていました。その様子をBくんは黙ってずっと見ていました。Aちゃんは再び挑戦すると、ふたが開きました。「やったぁ~!ふたが開いたね。頑張ったね。」と私が言うと、Aちゃんは得意顔になっていました。それを見ていたBくんも「よかったね!」と言って頭をなでてあげていました。AちゃんはBくんに認めてもらい、頭をなでてもらって嬉しそうでした。私はBくんの気持ちも受け止め、「やさしいね。ありがとう。」と、声をかけると、Bくんも嬉しそうにヨーグルトを食べていました。
 この時期は、体力も付き、「自我の芽」が出て、心身ともに伸びゆく時です。このお話のように、子ども同士の関わりが活発になり、お友だちの存在が大きくなり、社会性を育む大切な時期です。社会性を育むには、子どもの喜びや不安な気持ちを受け止め、認めてあげることが大切です。大人に認められている安心感があってこそ、子どもはお友だちとの関わりに積極的に踏み出せ、社会性と繋がっていきます。
 日々の保育の中で、自分の気持ちを出しながら、相手の気持ちにも気づき、認め合える経験が出来るように、子どもたちの関わりを大切にしていきたいと思います。


島袋 美紀

2014 年 12 月 20 日 土曜日

 生活発表会も終わり、ひよこ組のお友だちもお兄さん、お姉さんへの成長が見られたかと思います(^^)
 生活発表会では、“ひよこ組の大好きな時間”というテーマで普段の園生活の中から取り上げてみました!最初は「先生たち何してるんだろう…」というような顔で見ていた朝のうたや、名前を呼ばれるなどの1日の流れも身に付いてきました。今では子どもたちが他の子に「いくよ~」とレストランへの手招きをしてくれるようになり、保育士の真似をしてフリを踊ったり名前を呼んだあとの拍手もしてくれたりしています♪お話しを見るのも大好きで絵本と同じ動きを真似したり、お話しが始まる前の歌が聞こえ出すと大人に促されることなく、いつもの位置にみんなで座ってお話しが始まるのを待っています(*^^*)
 最近特にみんなの意欲が出てきた衣服の着脱!午睡前の自分のパジャマ袋探しから始まり、ズボンの着脱に関しては保育士が「ズボンぬぎ、ぬぎしてね」と声掛けをすると自分で脱ぐ姿や試行錯誤しながら自分でズボンを履こうとする姿も見られます!ある日、Aちゃんがズボンを履く姿を保育士が「すごいねー!」と手を叩いて喜んでいると隣にいたBちゃんも一緒に拍手していました。そんな友だちの様子を見ていたBちゃんもしばらくすると自分で挑戦する姿が!次にCちゃん、Dくんと次々に保育士の声掛けに反応して一生懸命ズボンの着脱への挑戦をする姿が見られるようになりました。最初の頃は、ズボンを履きやすいように床にズボンをセットしていたのですが、今では自らズボンを履こうという姿も見られます!
 成長は一人一人違います。まだ着脱に興味を持っていない子でも毎日近くにいる友だちの姿を見て、その子なりの“さぁやってみよう!”という気持ちのきっかけになっているのです(^^)その、やってみよう(興味を持つ)というきっかけ作りは大人の存在も大きいのですが、もっと大きいのはお友だちの存在なのです。
 子どもの成長は子ども同士の関わりも大事なんですね。これは大人にも共通しますね。人と人との関わりの大切さを感じながら新年を迎えても邁進していきたいと思います(*^^*)

 

西山  梨絵

2014 年 12 月 13 日 土曜日

 お話が少しずつ上手になってきたあひる組。友達同士の関わりが増えてきて、遊びの中でも言葉が出てくるようになっています。そんなやり取りを見ていると成長を感じとてもうれしく思います。
 そんなお話が上手になってきたあひる組に襲いかかってきているのが「イヤイヤ期」。何を聞いても「いや!」と返してくるこの時期は多くの大人を悩ませることでしょう。只今2歳のAくんにもこの時期の「イヤイヤ期」がやってきており、職員が「お片付け一緒にしようね」と言うと「いや!」。「トイレに行くよ~」と言っても「いや!!」と即答。最近では笑顔までおまけでついてきています。さらに、散歩中に疲れて歩きたくなくなると「いや~やめて~」や「いたい~」などドキドキしてしまう声をあげることも…。しかし、「ご飯たべる?」と聞くと「うん!!」と泣き止む素直な一面にこちらも笑顔になってしまっています。
 この「イヤイヤ期」とは、一般的に「第一反抗期」とも呼ばれます。確かに大人から見ると、子どもたちの行動は反抗しているように見える事でしょう。しかし、子どもたちの行動には自我が芽生え自己主張を始めているとも言えるのではないでしょうか。この自己主張とは、心理学的に見て発達の段階において大切な時期であり、自我の形成に大きく影響を与えます。自我が芽生えるということは自分自身が自分と言うものを受け入れる心の作業のことです。人の話を聞く事、我慢をする事、優しい気持ちなどを学び、自分なりの自己主張の仕方を学んでいく、成長過程にとても重要な要素の入った時期なのです。
   「イヤイヤ期」は子どもにおいてとても大切な時間です。何でも「いや!」の時期は長い人生においてわずかな時間です。その大切な時間を過ごすことで成長をし「いや!」と言いたい時に少しずつ我慢することが出来るようになっていくのです。保護者の方々は大変だとは思います。しかし将来、子どもに笑ってこの時期の出来事を話してあげられるよう見守っていきましょう。

 

蛭崎 晶弘

2014 年 12 月 6 日 土曜日

 運動会を終えて、りす組は幼児組になる準備が始まります。子どもたちは今から幼児組になることを期待して楽しみにしているようです。
 幼児組では、自分のことは自分でするようになります。もちろんできない事などは「やってくーだーさーい!」と声をかけて先生に手伝ってもらいます。運動会の少し前から、りす組でも自分のことは自分でやるようにしています。「できなーい」「やってー」と言いにくる子どもたちにやってあげるのは簡単です。しかし、自分のことは自分で!の2歳児。幼児組になっても困らないよう、今のうちに「やり方を教えてあげるから自分でやってごらん」と声をかけ自分でやらせて、それでも出来なかった時に手伝っています。そして、できた時に思いっきり褒めて気持ちを盛り上げています。
 11月の初め、靴下を一つにクルっとまとめる動作が出来ない子がいました。例に漏れることなく「できなーい」「やってー」と言ってきた子に、私は「やり方教えてあげるから自分でやってごらん」と声をかけました。すると「でーきーなーいー!」と言って泣いてしまい、結局その日は、別の職員にやってもらっていました。しかし、その数日経った頃「見て見てー!すごいでしょー!へへへ」と言って私の目の前でその動作をやってくれました。以前泣いてしまったことなんてまるでなかったかのようにとても得意気で、自信に満ちた表情をしていました。
 この時期の子どもたちは、何でも自分で!!と言ってやろうとします。しかし、甘えたい気持ちもまだまだある時期です。甘えたい気持ちも十分に受け止めてあげつつ自分でという気持ちも大事にしてあげて、自分で出来ることを増やしてあげたいですね。

 

一柳 翔平