小さなもみじの物語

2013 年 10 月 29 日 火曜日

   先日、部屋の真ん中で、年長女児と年中女児2名が「ファイトファイト」とチアガールの服を着て、とびあがっていました。職員と目が合うと、「私たちチアガールなんだよ」と言いにきたので、運動会で使っていたポンポンを出してあげると、シャカシャカふりながら楽しんでいました。すると、それを見ていた他の年長女児が来て「入れて」と入ってきたので、しばらくその様子を見ていまると「誰がリーダーになる」、「この動きをしたい」「そんな動きはない」「なんで?」「いやだよ」「何で聞いてくれないの?」とケンカがはじまり、泣きだす子、怒る子と、しまいには年中女児2名が「やめる」と抜けてしまいました。年長児しか残ってなかったので、「どうしてあの子たちは抜けちゃったの?」「どうして、お話が進まなかったの?」と聞くと、「だって、Aちゃんが話を聞かない」「Bちゃんが、怒るから」「こんなことしないっていうから」と他人のせいにし始めたので、みんなで何かをするときは、自分の気持ちばかりいい続けても相手は、受け入れて

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   くれないこと、受け入れてほしかったら、どうするか?また、どこかで我慢する気持ちもなければいけないことを話しました。
その時は、悔しくて泣いていたり、怒っていたりしていましたが、みんながやりたければ、先生も協力する、でも、ケンカばかりしていたら、先生の気持ちも良くないからお手伝いや、協力はしたくないと、私の気持ちも話し今日はケンカしてるから、また別の日に考えてみたら。と話すと、「じゃ、リーダー誰がする?」「あたしできないじゃん」とまたけんか・・・・・
   そこで「まだまだ時間はあるから今考えて見たら」と話しその場を離れました。すると今度は「じゃ、生活発表会は○○ちゃんがリーダーね」「わたしは誕生会でいいのね」と話が弾んでました、しかしみな他の遊びに移っていきました。
   その後、何がきっかけだったのか自由時間も終わるころ、さっきの年長女子たちが、自分たちでフォーメイションを考えて移動したり、隊形を考えていました。私と目が合うと、走りより、「ケンカしないで考えたよ(踊り)」と自分たちでもできたという満足な顔をしていました。私も、あの時難しいことを言ってしまったことや、あの泣き顔などを思い出すとうれしくて抱きしめてしまいました。
 年長女児4名はお帰りの会にみんなに披露したことが、本当にうれしかったようで、降園時にばったり会うと「上手だったでしょ!」ととても満足そうに話していました。
 出来ばえはどうだったかよりも、職員がいなくても、互いに気持ちをぶつけあい他人の意見を聞き入れ、自分の意見を言い認め合いっていく、気持ちを我慢する経験をして達成感を味わったようです。経験は日々の自信につながり次に、どんな感動をみせてくれるか、楽しみです。
 ただ、残念なのは初めに参加していた年中女児が参加していなかったことです。(このことにも気付けるような働きかけもしなくては…と反省。)
 
 

木村 広美

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2013 年 10 月 20 日 日曜日

 ひよこ組の子どもたちが入園してから、半年が経ちました。子ども達はたくさんの事を経験し、学び、そして成長しています。今一番、成長を感じられる姿は他児へ興味関心を持つようになった事だと思います。今までは、何をするにも、”ひとりで”もしくは”大人と”と行う事が多かったのですが、最近でははっきりではありませんが、友達の名前を呼んでいるような声が聞こえたり、泣いている子の姿を見つけると自分から近寄り、いつもと違う表情の友達をみて「なんだろう?」「いつもと違うなぁ」「泣いているなぁ」などというように、覗き込んだり、職員の顔を見るなどの周りに興味を持つ姿が多く見られるようになってきました。
 もうひとつ驚いたのは、自分から友達の手をとり、そのまま一緒に部屋の中、廊下を歩いている姿を見た事でした。先日、午後おやつを食べ終わったAちゃんとB君はいつものように、保育室にそれぞれ戻ろうとしていました。すると、B君は自分から私の手を繋いできてくれました。そこで、近くでその様子を見ていたAちゃんに「Aちゃんも手繋ぐ?」と声をかけたところ「うん。」と頷き、B君の手を繋いでくれました。
以前は、手を繋がれてもその手を振り払っていたB君だったのですが、そのまま二人で仲良く手を繋いで、保育室まで戻っていました。それぞれ歩くペースが違うので、途中で転びそうになってしまう事もありましたが、お互い顔を見合わせながら、楽しんでいる様子でした。
運動会の予行練習などで、友だちと手を繋ぐ機会もあり、何度か行なっているうちに、楽しんで入場している姿や、自分から手を繋ぐ相手を探しているような姿も見られるようになってきました。
 
 これまで、散歩の時や、保育室からレストランに移動する時に、職員と手を繋いで歩いていました。友達と手を繋ぐ事で、相手を思いやる気持ちが芽生えるように、また、友達と触れる事でより親密さが増し、安心しながらお互いの存在を認められるように働きかけていたところ、友達と手を繋ぐ事を嬉しく思う子が増え、このような姿に繋がり、とても嬉しく感じた場面でした。このような姿は、今後遊び・食事の面などで、“友だちと一緒だと楽しい♪”と言う気持ちが芽生え、遊びに対する意欲、食事への意欲も自然と芽生えてくると思います。子どもたちがそれぞれの存在を認め合い、共有することで更なる子どもたちの成長へと繋がっていきます。これからも子どもたちの成長の発見をたくさん見つけて行きたいと思います。

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伊藤 翠

2013 年 10 月 13 日 日曜日

 最近あひる組の子どもたちの遊び方に様々な変化を感じています。おままごとコーナーでは少し前まで友達や職員に食べ物を食べさせあったり、自分が食べたりするなどして遊ぶ姿が多く見られました。しかし、最近は別の遊び方が見られるようになりました。お皿の上に食べ物だけでなく、チェーンリングをのせるようになったのです。もともとチェーンリングはペットボトルの穴に落としたり出したりして遊ぶ手先の玩具として出していたのですが、気付くとおままごとコーナーで使うことが多くなっていました。よく見てみると、つながっているチェーンリングを麺に見立て遊んでいるのです。見立て遊びの魅力は見たままだけでなく、それぞれ子どもが自分で想像力を働かせて考えたものにして遊べることです。そこで、見立てて遊べる玩具を増やしてみました。お花の形をしたおはじきを紐で繋げて丸くしたものと色々な色の布に綿をいれて丸くしたものです。これからその二つをどんなものに見立てて遊ぶのが楽しみです。
  先日,お店屋さんごっこをする子どもの姿も見られました。低い棚をカウンターに見たててカウンターごしにいた私にむかってある男の子が「いっらっしゃいませー」と言いました。「すみません、焼き芋ひとつください」と言ってみると「はーい」と元気な返事が・・・しかし一向に出てはきませんでした。しびれをきらして「すみません、焼き芋まだですか?」と聞くと「はーい」とまた良いお返事・・・やはり出てはきませんでした。まだお店屋さんとして品物を出すことから先のやりとりは難しいようでした。それでも、棚をカウンターに見立てたりお店屋さんごっこを自分なりにしている姿をみて感激してしまいました。
 今、子どもたちは色々なことを吸収しながら遊びに取り入れ始めている時期です。見立て遊びは子どもが様々な体験を通して出来るようになっていきます。日々生活の中で見てきた物や体験したことが遊びの中で活かされていきます。見立て遊びが出来るようになると遊びのレパートリーが増えたり作業が複雑になってきます。今、そんな姿が少しずつ出始めた時期です。そして2歳頃になると見立て遊びをきっかけに友達と共有して遊ぶようになります。子どもの遊びが広がっていくよう職員が少し遊びの中に入ってみたり、必要な玩具を増やしたりしています。この先、今の行っている遊びがどう発展していくのか楽しみです。また今後ブログでお伝えしていきたいと思います。

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広瀬 美穂

2013 年 10 月 6 日 日曜日

   朝晩すっかり冷え込むようになり、日中に吹く風も、秋を感じるようになりました。体調を崩しやすくなる季節の変わり目です。気を付けて過ごしたいですね♪
 さて、りす組では、不定期に結成されるものがあります。その名も「りす組お掃除隊」(笑)みんなが使用するキャットウォークを雑巾がけしにいくんです。汚れた雑巾は自分たちでバケツの水で注ぎ、絞ります。大人が入れないキャットウォークの方まで雑巾をかけてくれるので大助かりです。「見てみて、ここ!!綺麗になったよ!!」と、1回拭くごとに報告に来てくれる子、黙々と手すりを拭き続けてくれる子、隅っこを一生懸命拭いてくれる子など様々です。自分たちでキャットウォークを綺麗にしているという自信につながっています。

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 先日、こんなこともありました。りす組では、お茶などをこぼしてしまった時には、自分で雑巾を使って拭いてもらっているのですが、Aちゃんは自分がこぼしたお茶を雑巾で拭いた後、水道へ向かって行きました。どうするのかな、と思って様子を見ていると水道で雑巾を洗い、自分で絞り始めたのです。お掃除隊で学んだことがちゃんと力になっているんだな、と思った瞬間でした。
 雑巾がけは、ハイハイの体勢と同じです。ハイハイは、手先足先を使うことで脳神経を刺激し、腹筋背筋を使うことにより、内臓機能の発達を促すと言われています。また、腕と脚で体幹を支え、全体重を支えながら前進することから、筋力アップ、骨の発達を促しています。更に、バランスを保つことで筋力がアップし、首周りの筋肉の強化になり、赤ちゃんの成長にはなくてはならないものなのです♪そして何より、万が一転んだ時には、パッと手を自然につくことが出来るようになるのです。だから「うちの子、歩くのが遅いわ」なんて、焦らなくて大丈夫!!それだけ心身を鍛えているっていう証拠なのですから♪
 子どもたちにとって、お掃除も遊びの一環です。遊びとして楽しみながらも、「綺麗にすると気持ちいいこと」「みんなに感謝されて嬉しい気持ち」「雑巾の絞り方」等、色々なことを吸収していっています。今後も、遊びを通しながら色々なことを学んでいってもらいたいと思います

早野 恵美

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