木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

レゴ遊びのいいところ(幼児組編)

2023.05.09

最近の幼児組での遊びのブームはレゴブロックです。性別や年齢問わずみんなで遊べたり、決まりがないため自分の好きなように作れるのが魅力なのでしょう。のびのび組は今までにない小さいレゴブロックを触れるという嬉しさからか、たくさん集めて並べたりくっつけたりするところから始まり、だんだんと四角などの立体を作るようになっていきます。うきうき組は小さなレゴブロックを複雑に組み合わせて船や飛行機、車などの乗り物を器用に作っています。今日はのびのび組での遊び方を経て、1年間うきうき組のお兄さんたちが複雑に作っていた作品を「〇〇くんが作ったんだよ」「すごいよね」と羨ましそうに見ていた、どきどき組のAくんとBくんのレゴブロックでの遊び方の変化をご紹介したいと思います。

AくんとBくんは毎日何をするにも一緒なくらい仲良しです。以前は身体を動かすほうが好きでホールで遊んでいることが多かったですが、のびのび組の後半くらいからよくほかのお友達も一緒にレゴブロックで遊ぶようになりました。初めはうきうき組のお兄さんたちの見よう見まねでブロックを繋げて乗り物のようなものを作っていました。「何作ったの?」と聞いても「わからない」や「教えない」との答えが返ってくるので、きっと本人たちも見よう見まねで作って特定のものを作ったわけではないのかな?と思っていました。

それから半年、見よう見まねだった遊び方も自分たちで考えたり、工夫したりしながら遊べるようになってきました。数枚しかない少し大きめの板状のレゴブロックに小さなブロックをくっつけると簡単に乗り物が作れること、長いレゴブロックをくっつければ戦う乗り物ができること、窪みを作れば中に積み木の人形が入れられることなどを覚えたようで、いまでは簡単に作り上げています。

4月にどきどき組になったAくんとBくん。相変わらずレゴブロックが大好きで毎日「これ作ったよ」と見せてくれます。「何作ったの?」と聞くと、「ここがバンバン打つところで」「空飛べるんだよ」「ここに人が乗れるの」などとポイントを細かく説明してくれるほどになりました。憧れから始まったブロック遊びも今ではのびのび組の子に作り方を教えてあげたり、うきうき組の子が作っているすごい作品を真似したりして、今日も大作を作っては「上手にできたから写真撮ってパパとママに送って!」と言っています。

時にはパウパトロールやシンカリオンなどアニメのキャラクターや乗り物を作ることもあります。目で見たものを頭の中で考えながら形にしていくことで、どうやってブロックを組み合わせたら作りたい形になるかを考えられるようになります。これをすることで目に見えない物の形や大きさ、位置などをイメージする力である空間認識能力が高まります。
また、小さいブロックを扱うことで手先が器用になったり、第二の脳ともいわれている手指を動かすことで集中力が高まっていきます。レゴブロックで乗り物を作るだけでなく、積み木やカプラも使って、よりアニメの世界観を忠実に再現することもあります。

こうしたら楽しいかな?と考えながら、友だち同士で意見を出し合って作り上げていくことで発想力が育ったり、協調性が身についたりします。レゴブロックにはいろいろないいところがあります。楽しく遊んでいる中でいろいろな力を身につけながら、これからもどんどん発展していくレゴ遊びを見守りたいと思います。

梅原

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