木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

吸収力稼働中(01歳児クラス・よちよち組、すくすく組編)

2023.02.10

「子どもは何でも吸収するよねー!」と大人同士で話すことはありませんか?歩き方を教えていないのにいつの間にか歩けるようになっている姿や言葉一つひとつ教えなくても、言語を使ったコミュニケーションが取れるようになったりする姿です。みなさんも身に覚えがあるのではないでしょうか?保育園でもそんな様子がまさに今、乳児さんで起こっています!!

パーテーションに寄り掛かって0.1歳児さん同士で「お、は、な、し、お、は、な、し♪」「せ、ん、せ、い、お、は、よ」と保育士の真似っこをしている可愛い子どもたち。毎日保育士が朝の会で読み聞かせ、朝の歌を歌っているのをよく見ているんですね。一人がやり始めると私も!僕も!と周りの友だちがやり始めます。真似っこが今、流行中。連絡帳でも保護者の方から「休みの日に本を持って先生たちの真似をしています」と可愛い様子まで聞こえてきます。

またある日の0.1歳児さんの様子。1歳児の1人の男の子がおもちゃを使いたかったけど断られてしまい悔しそうに泣いていました。すると泣いていることに気づいた同じクラスの友だちがやってきて「大丈夫?どうしたの?」と頭をなでなで。心配し、慰める姿がありました。

子どもは大人の些細な動きや口癖、よく使う言葉や仕草を新しい記憶、知識として吸収し、試してみようとします。子どもはこうした知識をインプットし、外に放出または試すことでアウトプットしています。子どもはインプットしたことをすぐに様々なパターンでアウトプットして大人や友だちの反応を学習し、その働きをすることでどのような反応を受けるのか学び成長していくと言われています。
自ら育つにはインプットを繰り返して、環境に適応するために常に周囲の情報を吸収して、自分の中に溜め込み、その溜め込んだものを使って少しずつ自分を創っていくのです。

「子どもは大人の鏡」とは言いますが、まさにその通り。子どもたちは日々周囲の大人の表情、言葉、仕草など吸収して成長します。嫌なところは真似されたり、え!こんなことも?と思うこともあると思います。でもそれは子どもの可愛くも全力の成長の途中です。

子どもたちがインプット、アウトプットしたものをこれからも大切に大切にして、ともに成長していきます。

岡本

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