木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

自分で出来るよ

2019.08.29

入園してから4ヶ月が経ちました。
今では、高月齢児の子どもたちは、自分でエプロンタオルを片付ける姿が見られるようになりました。

 

ある朝、牛乳を飲んだ後保育者がエプロンとタオルを丸めたものをテーブルに置いていました。

すると、Aくんが持って行こうとする姿がありました。「片付ける?」と保育者が問いかけると、Aくんは汚れ物カゴに片付けに行きました。残念ながら自分のカゴではなく入れやすい場所にあるカゴに入れていました。しかし、片づけたいという欲求はあるようです。

その日の午後、おやつを食べた後、Aくんの隣に座っていたBちゃんにエプロンタオルを渡してみました。

すると、Bちゃんは立ち上がり、汚れ物カゴがある場所まで歩いていきました。

「Bちゃんのカゴはここだよ」と指を指すと、そこのカゴに入れる事が出来ました。拍手をしながら「よく出来たね!」と声を掛けるとパッ!と笑顔になり一緒になって拍手をしていました。

 

 

AくんとBちゃんは、いつも一緒におやつや食事をしています。Bちゃんは、Aくんがエプロンタオルを片付けに行き、褒められていたのを見ていたのでしょう。

さらに、同じレストランのスペースでは、すくすく組も食事をしています。近くで、すくすく組がエプロンを片付けに行っている姿を見て、自然と片付ける事を理解していたのかもしれません。

 

その日からは、自分で片付けるようになりました。ご馳走さまの挨拶とともにしまいに行く事が一連の流れになってきました。おかわりをした後、まだ牛乳を飲みたそうな時も切り替えが出来、笑顔で終えるようにもなりました。

 

 

子どもたちは、周りをよく見ています。
子どもたちは、自分の事は自分で出来るようになります。
保育者が配慮出来ることは、子どもたちが生活しやすい環境を作ることだと感じました。
片付けることは出来るけど、場所は間違えてしまう。そんな時は、カゴの位置を変え子どもが入れやすい場所に変更する。
片付けることは出来るけど、やる機会がない。そんな時は、きっかけを作り子どものやる気を最大限に引き出す。

 

 

子どもが何に興味を持ち、意欲を持っているのか。

どんな成長を見せてくれるのか見守りながら、毎日新鮮な日々を過ごしています。

 

 

よちよち組 根岸 菜々子

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