木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

頼もしい先輩の背中

2019.05.08

半袖でも汗ばむような日があったかと思えば、上着を着ても寒さを感じるような日もあり、今年の4月は気候が安定せず、体調管理も難しかったですね。

朝、早番の時間。
よちよち組のお友だちが登園してきました。
お母さんと別れて、不安でちょっと泣いてしまうと、そばに寄ってきてくれたのはすくすく組のAちゃん。
「あかちゃん」とたどたどしい言葉で言いながら、頭をなでなで。
そして、そのお友だちが気に入りそうな玩具を次々に持ってきてくれます。
顔を覗きこみながら、ラックも揺らしてくれます。

 

 

そんなAちゃんの姿を見ながら、思わずフフフと笑ってしまいました。
だって1年前のAちゃんは、抱っこして〰!と大声で泣いてアピールし、寝ている時も抱っこから下ろすと泣いて目が覚めてしまうくらいだったから。

そんなAちゃんも今は先輩!!しっかりお世話をしてくれています。

 

そんな先輩ぶりは、すまいる組のお友だちも一緒。

まだクラスの雰囲気に慣れず泣いてしまっていたため、すまいる組の1歳のお友だち2人を連れて2階へ遊びに行きました。
私の膝から降りれずに、ベッタリくっついているところへ、すまいる組の2歳のお友だちBちゃんがやってきました。
「センセ」と言って二人の顔を見たあと、ちょこんとそばに座って、電車の玩具で遊び出したのです。
二人に何か言うわけでもなく、ただ目の前で遊び出したBちゃん。
でもその遊んでいる様子を見て、興味が沸いたのでしょう。二人は私の膝から降りて、玩具を手に取って遊び出していました。

 

直接触れ合うだけでなく、「楽しそうに遊んでいる姿」を見るだけで、子どもは大きな刺激を受けるものですね。
子ども同士の関わり方を再度学んだ瞬間でした。

時々ふと思い出したように泣き出してしまう2人の姿を見て、今度はC君(すまいる組)とD君(るんるん組)がそばに来て、変な顔をしてくれました。
ポカーンとその変な顔を見つめ、泣くのを忘れてしまう二人。
そしてまた目の前の玩具で遊び出していました。

 

BちゃんもC君もD君も、昨年は盛大に泣いてくれたな〰!
Bちゃんは慣れるのに時間がかかったな〰。
C君はなかなか睡眠が取れなかったな〰。
D君は慣れるの早い、と思ったらみんなが落ち着いた頃、泣き出したな〰。

なんて、昨年の姿を思い出して、今のお兄ちゃんお姉ちゃんぶりを嬉しく思います。

新しい環境へと1歩を踏み出し、慣れない中でのこの気候…体調を崩したり、不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。

でも大丈夫!
だって1年前は同じように泣いていた先輩たちも、今はこんなに頼もしい姿を見せてくれるのですから!!

泣いてばっかりだった子、ご飯を全く食べてくれなかった子、
哺乳瓶がイヤでミルクを飲んでくれなかった子、
眠いのに眠れなくて泣いていた子、
みんなみんな
全身で「自分ってこんな子!!」と私たちにアピールしてくれているんです。

私たち保育士はそんな子どもたちの様子を見ながら、子どもたち一人に一人にあった安心出来る環境を作っていきます!!

先輩たちと一緒に遊べるようになるのも、きっとあと少しですね♪

 

すまいる組   早野恵美

 

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