木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「想像力は無限大!!」2歳児りす組編

2025.10.06

この写真の女の子たち、何をしている場面か分かりますか?実は、ごっこ遊びの真っ最中なんです!!

 

 

 

私はこの場面を見た時、絵本が下敷きにされているところに目がいってしまい、すぐに注意してしまいそうになりました。しかしよく子どもたちを見ていると、ピンク色のお洋服を着たAちゃんは、グレーのお洋服のBちゃんに「おいしいね〜」と話しかけ、「うん、おいしいね〜」と笑い合っていました。何をしているんだろうと様子を見ていると、どうやら女の子たちは絵本をトレーに、お椀に入れたブロックをジュースに、そして細長い白いブロックをストローに見立てて一緒にジュースを飲んで、女子会のように盛り上がっていたのです!その後どう展開していくのかなと見ていると、ジュースを持ってブロックコーナーに移動し今度はペタペタブロックでペロペロキャンディーを作り、「いらっしゃいませ〜」とキャンディー屋さんを開いて大忙しのAちゃんと Bちゃんでした。笑このように一見、大人からすると本来の使い方ではない遊びをしている子どもたちも、よく見ると何かに見立てて遊ぶ「見立て遊び」をしていることがあります。「見立て遊び」とは、子どもが目の前にある何かを別の何かに見立てて、想像して遊ぶことをいいます。見立て遊びは子どもの発想力や想像力を基に遊ぶので、とくにルールや決まりはありません。小さいうちは1人で遊び、年齢が上がると友だちやきょうだいといっしょに、よりイメージを膨らませた設定で見立て遊びが楽しめるようになります。見立て遊びは子どもの発達に非常に重要です。見立て遊びをすることで得られる子どもの成長について、以下のことが挙げられます。

・コミュニケーション能力や協調性が身につく

・想像力が養われる

・観察力や記憶力を育てられる

・いつでもどこでも遊べる

このようにたくさんのメリットがある見立て遊びですが、ほったらかしではなく大人が見本を見せてあげたり、さまざまな素材を用意してあげたりすることでより見立て遊びの効果を高められます。そして一緒に遊ぶ時には、子どもの想像力を否定せず尊重すること、子どものペースに合わせて一緒に楽しむことがとっても大切です!子どもにとって、よりよい環境を整え一緒に楽しみながら遊びの幅を広げてあげましょう!! りす組 辻

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