紫陽花が綺麗に咲く時期になりました。お散歩先で紫陽花を見つけた子どもたちは「あ!」と指さしをしてニコニコ笑顔で教えてくれました。紫陽花のように今の時期は虫たちも姿を見せています。園庭でしばらく遊んだ後にテラスに座って休憩をしていたAくんとBくん。ふとテラスの足元を見るとありを発見しました。保育士が「大きいありだね〜」と言うとその声を聞いて近くにいたCちゃんとDちゃんもありを発見し、じーっと見つめていました。ありはどんどん進み、一緒にそーっとそーっと進んでいく子どもたち。ありはテラスの足元から砂のある園庭に降りて進み続け、AくんとCちゃんはありから目を離さず追いかけています。しかし、ありはテラスの床下に入って行ってしまい、Aくんは「いっちゃったー」と保育士に教えてくれました。ありに興味津々なAくんとCちゃんはありが見えなくなってもテラスの床下を覗いてみたり、周辺にありはいないかとしばらく探していました。
普段、あまり自然物にふれる機会がなかったので興味を持って追いかけ続ける姿に驚きつつ、良い機会だったなと思いました。虫や植物などの自然物とふれあうことで子どもたちは探究心や好奇心を膨らませていきます。子どもたちの探究心や好奇心を大切にし、気づき、これからも子どもたちが自然物にふれる経験ができるよう見守っていきたいと思います。今の時期、幼児組のお友だちはダンゴムシを探して、カップに入れてみんなで観察をする姿が多く見られますが、そんな中であひる組のお友だちは1匹のありをそーっとそーっと追いかける。その違いも面白いなと思いました。 ひよこ・あひる組 櫻井