木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「だじゃれ合戦」(フリー編)

2013.12.29

    私はフリーとして全クラスに入ります。子ども達から受けるときめき、驚き等、沢山あります。その中でのひとこまを紹介します。
    出勤時、幼児組の階段を登りきった所に3歳児、A君との出会いがありました。「ぞうがきたのでぞうーっとした。」・・・と、A君。「ねえ、だじゃれやろうよー」と、素敵な笑顔が私の中に飛び込んできたのです。私もどちらかと言うと、親父ギャグ、すなわちだじゃれが好きな方です。その日からだじゃれ合戦の始まり・・「トイレにいっトイレー」、「ふたがひとつ、ふたがふたーつ」、・・・いつの間にかお父さん、お母さんとのコミュニケーションにつながり、保護者との関係が出来ました。「きょうとうせんせいがきょうとにいってきょうかえってきた。」の長いだじゃれには、さすがの私もノックアウト寸前。でも、負けてはいられません。動物シリーズ、乗り物シリーズ・・・ない知恵を振り絞って日々奮闘しています。
    だじゃれが出来ると言う事は、韻を踏む事の理解につながります。「韻を踏む」というのは、同じ音を繰り返す事で、強弱をつけたり、リズミカルにする・・・頭韻、母音、子韻があり、大人の私でも難しいです。A君がだじゃれが出来ると言う事は、言葉で遊べる、言葉の理解が発達しているという事です。このような遊びを通して、言葉や文字への興味につながり、将来、楽しく勉強出来るような子ども達になってもらいたいですね。
    こどもたちのエネルギーは無限大です。そのエネルギーをもらっている私は幸せものです。

福村 千賀子

top