少しずつ春の訪れを感じる季節となりました。今年度も残りわずかとなり、子どもたちの成長を改めて感じる毎日です。そんな子どもたちが楽しみにしている時間のひとつに、「おやつの時間」があります。午睡から目覚めると、「今日のおやつはなに?」と、うれしそうな声が聞こえてきます。ある日、幼児組さんにこんなことを聞かれました。「どうして保育園のおやつは、おにぎりのときもあるの?」おやつというと、甘いお菓子を思い浮かべることが多いかもしれません。けれど、子どもたちにとってのおやつは、“楽しみ”であると同時に、成長を支える大切な時間でもあります。子どもたちはまだ体が小さく、一度にたくさん食べることができません。そのため、3回の食事だけでは不足しがちな栄養やエネルギーを、おやつで補っています。麵やパン、ごはんを使ったおやつを取り入れているのは、そんな理由からです。木月保育園では、できるだけ添加物の少ない食材を選ぶことを心がけています。また、カルシウムをおいしく補えるようスキムミルクを活用するなど、子どもたちが楽しみながら栄養をとれる工夫をしています。オートミールクッキーやお麩ラスクも、そのひとつです。さらに、旬の食材を大切にしているのも特徴です。畑で収穫したさつま芋を天ぷらにしたり、旬のごぼうで鶏ごぼうごはんをつくったりと、様々な食材を取り入れています。「これ、ぼくがとったおいもだよ!」その声を聞いたとき、食べることはお腹を満たすだけではなく、自然や人とのつながりを感じる時間なのだと、改めて感じました。
木月保育園のおやつは、すべて給食室で手作りしています。幼児さんにはしっかり噛む経験を。乳児さんには食べやすい大きさや柔らかさを意識し、それぞれの成長に合わせて提供しています。おやつの時間が、体を作る時間であるとともに、子どもたちの心がほっとほどける時間であればうれしいです。もうすぐ新年度を迎えます。新しい環境に少し緊張する日もあるかもしれません。そんなときも、変わらない「おいしいね」の時間が、子どもたちの安心につながっていけばと思います。栄養士 白木



