木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「心の成長」幼児組編

2023.02.06

木月保育園の幼児組では、ドッジボールが通年通して人気のある遊びです。これまでは4.5歳児が中心となって楽しんでいましたが、最近では3歳児も一緒になって輪に入り楽しむ姿が見られるようになってきました。今日は、3歳児Aくんのドッジボールでの出来事をご紹介したいと思います。その日も朝からホールが開くなり、5歳児を中心にドッジボールが展開されていました。Aくんも登園するなりドッジボールの仲間に入れてもらい、内野に入り嬉しそうにボールから逃げていました。しかし、すぐに当たってしまったAくん。周りのお友だちに「当たったよ」「当たっちゃったから外出るんだよ」と言われるとたちまち大号泣。。「まだやりたいの〜」と泣き喚き始めてしまいました。その時のAくんは、悔しさとまだやりたいのにできないことに癇癪を起こし、周りのお友だちが「次の試合になったらまたできるよ」と優しい声かけをしてくれても、なかなか気持ちの切り替えができませんでした。その日は自分の中で整理がつかずしばらく泣いている間にその試合が終わり、また次の試合に誘われるとぱたっと泣き止みまた嬉しそうな笑顔を浮かべドッジボールに参加し始めていました。初めの頃は、ルールを分かっていながらも自分の思い通りにいかないと癇癪を起こしてしまっていたAくんに対して、時に間に入り、落ち着ける場所を作ったり、声をかけたりと様子を見ていると、Aくんは回数を重ねるごとに自分のチームが勝った喜びや悔しさを知り、ルールを守れないと楽しく参加できないことを目の当たりにしていきました。するとこれまで自分軸で物事を捉えていたAくんも、少しずつ周りに目を向け自分が当たってしまってもまだ残っているお友だちを応援する姿が見られるようになってきました。

 

 

 

ご紹介したように、3歳になると日々の生活や遊びを通して同い年の子と過ごす時間が増えてきます。わがままし放題の一人で自由に好きなように過ごしたり遊んでいた時と違って、お友達との日々の生活の中では、自分の思っていることができなかったり、そのことでお友達とぶつかり喧嘩をしていくなどの中で、決まりの大切さ、決まりを守ることでの優しさ、相手を思いやる気持ちを学んで心を成長させていくのですね。そしてさらに多人数の勝ち負けのある遊びには、集中しすぎて癇癪をおこしたり、根気がありすぎて納得がいくまでやめられなかったり、多人数で行うことで衝突が起こり喧嘩をするなど、気持ちの起伏が起こりやすいのもゲーム性の遊びの一面ではありますが、その中で子どもたちは『根気・集中力、多人数で行うことでの社会性』を育んでいるのです。これからも、たくさん遊び時に喧嘩もしながら集団生活である保育園だからこそ育める力を存分に伸ばしていってほしいと思っています!幼児組 辻

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