木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「独自の世界観のお話」フリー編

2022.05.23

他の職員のブログでは、専門的なことが分かりやすく記載されていると思います。ですが、私は今回敢えて専門的なことではなく、私が心がけていることを書きたいと思います。フリー職員は毎日違うクラスに入り、様々な発達状況の子たちと関わります。乳児、幼児とではできることも違いますし、個人差も考慮しなくてはなりません。それを踏まえた上で、「子どもたちが気持ちよく過ごせる」という点を心がけています。具体的にはどのようなことをしているかというと、あるクラスでおむつ替えを担当することになりました。素直に応じてくれる子もいれば「担任の先生がいい」「いやいや」となってしまう子もいます。そこで私は洋服の試着を勧めるアパレル店員のように振る舞い、遊びの中でおむつ替えをしてみました。「オムツカバーの新作はこちらの3点になっております、どちらになさいますか?」「お似合いですわ」など私の中のアパレル店員のイメージ像を表現し、面白おかしくおむつ替えを進めていきます。すると、子どもたちもこちらの世界に入ってくれて「ふふふ、可愛いでしょ」と応えてくれます。

 

 

 

また、別のクラスではお昼寝の寝かしつけの時にヘッドスパ屋さんになり、子どもたちの頭をマッサージし、寝かしつけをしていきます。「しょう先生、いつものやつやってくれるの?」「しょう先生、次は私にやって」と好評で、なかなか予約の取りづらい状況になっています。そして、またサロンスタッフになりきり「いつもありがとうございます」「リラックスして、おめめを瞑ってください」と伝えると、すっかりそのモードに切り替わり数分で眠りについてくれます。このような世界観を持って子どもたちと接することで、保育園生活の流れに少しのユーモアと気持ちが和む雰囲気づくりをして、子どもたちと面白い世界を広げていき、それが愛着関係の形成、想像力を膨らませることに繋がっていくのではないかと思いました。フリー 一柳

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