木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「おばけだいすき」1歳児あひる組編

2021.09.13

暑い暑いと言っていた夏も終わりが近づいてきました。子どもたちは大好きな水遊びが終わってしまい少し残念そうですが、10月に行われる予定の運動会に向けて楽しく体を動かして遊んでいます。そんなあひる組の子どもたちの中で今回はお絵かき遊びをしていたAちゃんのお話をしたいと思います。その日は雨で水遊びが出来ず、滑り台やマットで遊ぶ「動」のゾーン、お絵かきやシール貼りで遊ぶ「静」のゾーンに分かれて遊んでいました。Aちゃんは「静」のゾーンで遊びたいと言ってお絵かきやシール貼りを楽しんでいました。たまたま私がおばけのイラストが描いてあるTシャツを着ていた為、おばけを描くとAちゃんは「おばけ可愛いね」と言って喜んでくれました。「猫さん描いて」「アンパンマンも!」と他の子どもたちからリクエストがあった為、絵を描いているとAちゃんが「おばけできたー!」と言って見せてくれました。そのおばけが写真の絵となります。どうですか?とても良く描けていますよね。私も思わず「Aちゃん凄い!おばけの形もお顔も可愛く描けているね」と褒めるとニコニコととても嬉しそうに笑っていました。

 

 

 

 

さて、このAちゃんが楽しそうに行っていた「お絵かき」ですが、ここ最近注目されている「自己肯定感」を育むことができる遊びと言われています。大人と比べて使える言葉が少ない子どもは自分の考えや思いを「伝えたい」という気持ちがあっても上手く表現することができません。しかし絵を使えば「どれくらい楽しかったか」「何が嬉しかったか」などを色使いや描いた絵で自由に伝えることができます。絵という形で感情を表現し、それを大人が受け入れることで情緒も安定し自分に自信を持つことができるようになるというわけです。Aちゃんはきっと大好きなおばけを描いて「おばけかわいいね。先生のおばけと同じだよ」ということを伝えたかったのでしょうね。これからは会話やスキンシップだけではなく、絵によるコミュニケーションも取っていきたいと思います。           あひる組 田所 美帆

 

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