木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「子どもたちの想像力は無限大!」2歳児りす組編  

2021.09.06

りす組がスタートしてもうすぐ半年が経ち、幼児組移行に向けて少しずつ動き出したりす組さん。「おうちで沢山保育園のお話しをしてくれます♪」という連絡帳を読むことも増え、とても嬉しく思います。みんなそれぞれ語彙が増えお話も上手になってきました。日々の生活の中で子ども達といろんな話をしたり子どもならではの発想に驚かされたりと目まぐるしく成長するみんなとの変わりゆく毎日で私自身も沢山元気をもらっています。さて今回はとある日の驚いた出来事を紹介したいと思います。りす組では子ども達の様子に合わせて部屋の模様替えを行っているのですが、今年人気の遊びである「電車」や「車」「ブロック」を集中して遊ぶ事ができるよう階段下のスペースに移動してみました。ある日の夕方、いつも通り数名の子ども達が線路を繋げて電車を走らせていたみんなの線路がいつのまにか長~い線路になっていたのです。友達との関わり遊びがふえてきているんだな~と嬉しく思い、少し様子を見ていると何やらヒソヒソと会議中。なんだろう?と思ってよくみてみると…なんと!!そこにはカプラと積み木を上手に組み合わせてできたトンネルがあったのです。

 

 

 

 

しっかりその下を電車が通れるように線路をつなぎ、その完成度は幼児組のお兄さん、お姉さんが作ったのかな~?と思うくらいでした。「すごいね~これみんなで作ったの?」と聞くと「そうだよ!ここはこうして~こうしたんだよ!」と目を輝かせて教えてくれました。線路の玩具の一つに写真にもあるオレンジの鉄橋は元々ありましたが、トンネルがなかったため自分たちで協力して作ったようでした。2歳児クラスでは段々と語彙も増え、友達同士の関わりもより多くなるためにこの出来事のように友達同士で豊な感性を共有しあい表現することができるようになります。「幼児期の終わりに育ってほしい10の姿」の中に「豊かな感性と表現」というものがあり「心動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、様々な素材の特徴や表現の仕方などに気づき、感じた事や考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだりし、表現する味わい、意欲を持つようになる。」という一文があります。大人からしたら何気なく過ごす毎日も人生3年目の子ども達にとっては、それこそ毎日が新しい発見!日常生活の様々な場面で得た自分の知っている知識と新しい気づきを結び付けて一生懸命伝えてくれる姿は本当にかわいいものです。子ども達ならではの発想に驚かされる事も多々ありますが、これからも沢山の新しい発見を子ども達と一緒に共有しながら、新たな成長に繋がる毎日を過ごしていきたいと思います。

りす組 鎌田 沙穂

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