木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「自分で頑張る力」(りす組編)

2014.05.11

   りすぐみ(2歳児クラス)の生活が始まり1カ月がたちました。4月当初は、担任も全員変わったことで、朝の受け入れから泣いてしまうお友達もいましたが、徐々に担任や新しいお友達の名前も覚え、子どもたちもりすぐみの生活に慣れてきました。
 りすぐみでは1年間を通し、着脱やトイレトレーニング、手先を使ったはさみやのりなど様々な事を遊びを通して学びます。その中の1つとして、幼児ぐみへの移行に向けて、夏頃から食事の配膳を行っています。
 栄養士手作りのトレーに主菜や果物をトングでつかむ配膳練習用の玩具を、先日室内遊びの時間に取り入れて遊びました。始めは、まだ難しいかな?と思いましたが、トングの使い方やトレーの持ち方などを伝えると、子どもたちはとても興味を示しとても楽しそうに順番に行ってくれました。Aちゃんは、初めてのトングにとても興味津々でしたが、中々うまくつかめず、トングとは反対の手でつかみ、お皿へ入れていました。思うようにつかめず、とても悔しそうな表情で「もう一回やる!!」と何度も何度も行い10回以上も練習をしていました。徐々にAちゃんもこつをつかみ、後半はトングでつかむ事ができるようになり、とても嬉しそうな表情で「できたよ!!」と教えてくれました。
 何かを最後までやり通すことはすごく大変なことだと思います。しかし最後までやり通した時、出来上がった時、とても充実した気分になり、満足感を味わいます。またその子にとっての「自信」へとなります。その自信がさらに遊び以外でも、例えば、洋服のボタンを通すことや服を畳むこと、靴や靴下の脱ぎ履きなど、なんでも自分でしようとする気持ちになるきっかけになっていきます。その最後まで頑張る事を応援してあげること、一緒に喜んでくれることはとても大切で子どもたちにとって大きな力になると思います。これからも遊びを通して様々な事を学んでいく子どもたちへ「自分で頑張る力」を応援してあげたいです。
 

百々 麻美

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