木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「お当番活動」2歳児りす組編

2023.07.03

段々と日差しが強まり、夏が近づいてきましたね。入園、進級して約3ヶ月、りす組では、6月からお当番活動が始まりました。お当番のお仕事は主に・デザートを聞いて朝の会で伝える・名前を伝える・朝の会の進行のお手伝い・帰りの会の進行のお手伝い等です。子どもたちは、沢山のお友だちの前で自分の言葉で伝える機会は今まであまりなく、緊張してしまうのかな?ちゃんと言えるかな?と少しドキドキしながら見ていますが大人たちの心配をよそに、お話しようと頑張っています。Aちゃんは初めてのお当番活動で緊張していてお友だちの前に出ると、モジモジしていたのですが、名前を聞いてみると名字まで答える事が出来ていてとても驚きました。また、Bちゃんは給食室へ行き「おはようございます。今日のデザートは何ですか?」と聞くと給食の職員が今日のデザートを見せてくれて「わぁ」と目を輝かせていました。このように、給食の職員との関わりや挨拶なども自然に子どもたちの中に経験として積み重なっているのだろうなと感じました。小さいながらも、お当番を頑張ろうという気持ちを子ども達なりに持っているようです。沢山のお友だちの前でも、名前を伝える事ができたり、デザートも給食の職員から聞いた事をちゃんと覚えているのだなと感心してしまう場面も見られて、色々な一面を垣間見る事が出来ました。子どもたちにとって、お当番さんは特別なようで「次は○○ちゃんかな?」と自分の順番が来るのを楽しみにしています。お当番の仕事をやり遂げた喜びを感じた表情はどこか誇らしげに見えます。人前で話すことや、ちょっとしたお手伝いをする事で自信をつけたり、自分の役割を感じている子どもたち。お当番さんが伝えてくれたり、進行をお手伝いしてくれた後には「ありがとうございました」と皆んなで気持ちを伝えています。自分も誰かの役に立っているという気持ちはとても大切な事で、「自分は必要とされている」と感じ、自分自身を認めることができるようになります。このように、自分は必要とされていると感じられる経験を通して自己肯定感が芽生え、高まっていきます。日々の生活を通して、子どもたちの心の成長も見守っていけたらと思っています。りす組 代田

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