木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「春の訪れと優しい気持ち」幼児組編

2023.04.24

新年度が始まりまた一つ成長したみんなの姿に日々驚かされる毎日です。今日は春の訪れと子どもたちの好奇心から広がった優しいお話をしたいと思います。満開だった園庭の桜も見頃を終え、いつのまにか葉桜が顔を出していた夕方の園庭での出来事です。Aくんが私のところへやってきて「先生見て」と見せてくれたバケツの中には小さな青虫さん。虫が大の苦手な私は腰を抜かすほど驚いてしまいましたが、春の訪れを感じながらAくんと話をしているとみるみるAくんの周りにお友達が集まり大観察会が始まりました。初めは僕にも私にもとお友達がいっぱいでAくんも困っていましたが、少しすると何か思い立ったかのように園庭を走り回り葉っぱを集め始めました。「青虫さん葉っぱ食べないのかな?」とお友達も協力していろんな種類の葉っぱを集め始めていました。青虫が葉っぱを食べることをいつどのタイミングで知ったのかはわかりませんが、小さく弱っているように見えた青虫さんを想っての子どもたちの行動だったのかもしれませんね。思いやり溢れるみんなの優しい姿にほっこりした瞬間でした。

 

 

 

このように幼児期になると子ども同士での関わりがどんどん増えます。もちろん子ども同士なのでぶつかり合うことや泣いて言い合いの喧嘩になるなんてことも少なくありません。ですが今回の出来事のように「生き物を大切にしたい」という共通の思いのもと頑張る姿はどこか人間関係にもつながっていくのではないかと感じました。木月保育園では012歳児のお友達がいることもあり、幼児組になるとやはり「お兄さん・お姉さん」と呼ばれることも多いです。ですが年長児でもまだまだ人生6年目。お友達のことを考えて行動するのは難しいかもしれません。日々の保育園生活の中でお友達とぶつかり合いながらも、相手を思いやれる気持ちを持ってこれからも大きくなってほしいという思いを胸に子どもたちと関わっていきたいと思います。幼児組 鎌田

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