木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「丸テーブルでケーキ屋さん」1歳児あひる組編

2023.02.20

寒さが続く毎日になりました。子どもたちは、ひんやりとした空気を肌で感じたり小さい体で季節を感じながら過ごしています。子ども達はりす組の部屋に全員移行して新しい環境にドキドキの毎日ですが、少し前ですが移行中のエピソードを書きたいと思います。Aちゃんはあひる組の中で1番最初に移行しました。新しいお部屋と玩具を1つ上のりす組さんのBちゃんが気になるようで側に行ったり遊んでいる姿を見たりしている様子がありました。2歳児になると仲間同士の遊びもある中で側に付きつつ一緒に楽しんでいる様子でした。少しずつ遊びに混ざりつつなかなか仲間に入れないそんな様子もありました。移行が進み2歳児が減り一歳児が多くなる中でお部屋では園庭に出ると移行してないお友だちとも会える。そんな毎日が続いていました。

 

 

 

 

そんなある日、園庭の丸テーブルでBちゃんがおままごとをしていました。Aちゃんは自分もお皿にお砂を入れてスプーンを持ってきてBちゃんの側に座りました。BちゃんはAちゃんを見ると嬉しそうに自分の持っていたお砂を入れて一緒におままごとが始まりました。 2人はケーキ屋さんのようで「もう少し入れるよ。」「まぜまぜしてね。」とお話しながらケーキ作りをしていました。BちゃんはAちゃんが落としたスプーンを拾ってくれたり、溢れてしまったお砂を拾ってくれたりしてくれてBちゃんはニコニコ笑顔です。異年齢保育は年が違う子どもたちが一緒に遊ぶことで思いやりの気持ちや互いの違いを受け入れる心を育てる事ができます。異年齢間の関わりを多く持ち、他者を受け入れるという経験を繰り返していくことで、協調性や社会性を身につけることにも繋がります。
例えば、自分にとっては簡単なことも年下の子にとっては難しいという事に気づいたりして、「やってあげよう!手伝ってあげよう!」と思うようになって、相手の年齢に合ったコミュニケーションを取りながら、思いやりを育むことができます。AちゃんもきっとBちゃんのように自分より小さいお友だちに優しく出来るお姉さんになるんでしょうね。これからも子ども達の優しさ育てていきたいとおもいます。あひる組 齋藤

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