木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「ちっちゃなSDGs」0歳児ひよこ組編

2022.11.21

木月保育園では『SDGs』について勉強をしながら、クラスごとにできるSDGsを少しずつ実践しているところです。SDGsは17の目標と169のターゲットがあります。持続可能な世界を作ることは大人の責任でもありますが、これからを担う子どもたちにも知っていてほしいことです。0歳児ひよこ組の小さな子どもたちにできるSDGsなんてあるのだろうか?と思いますが、今日はひよこ組での取り組みについてお話ししたいと思います。普段から一緒に保育することが多いあひる組と合同で目標を立てていくことにし、みんなで考え合いました。例えば、12の『つくる責任 つかう責任』に当てはまる「ごみを減らそう」ということで物を大事に使うよう伝えていく。同じく12の『つくる責任 つかう責任』で「捨てられる食料を減らそう」ということで残飯を減らすため、また、苦手なものを少量から食べて自信を持ってもらうために、予め減らして食べられる子におかわりとしてあげる…などが上がりました。 しかしそもそも、地球を大事にしようと思ってもらわないとこういう気持ちを持たないのではないか、住んでいる場所を大事に思う気持ちは一緒に過ごして行く人を好きになることで育つのではないか、人を好きになるには自分を好きになることが大切なのではないか…と考えました。そこで自分という存在を知り、友だちや先生という存在を知れるよう「目を見て名前を呼び、挨拶をする」ことを実践していくことにしました。当たり前のことでしょう?と思いますが、その当たり前を大事にしていくことで子どもたちの生きる基盤が作っていければいいなと思いました。実践を続けていく中、ひよこ組のお友だちにも変化が出てきました。ある日Aちゃんが寂しくて泣いていました。するとトトトっとBくんがやってきて頭を撫でてくれました。それを見たCちゃんもAちゃんの頭を撫でてくれました。いつの頃からかいろんなお友だちがお友だちの頭を撫でて『いい子いい子』してくれるブームとなっています!

 

 

 

泣いていなくてもいい子いい子してくれることも多く、優しいひよこ組に育っているな〜と感じます。また、Dくんが帰るとき、ひょこっと扉のほうにEちゃんとFくんがやってきてじーっと見ていました。先生が「ばいばい〜」とDくんと保護者の方に伝えていると、EちゃんとFくんも手を振って見送ってくれました!誰かが来るとき、誰かが帰るとき、数名の子たちが興味を持ってお迎えや見送りをしてくれるようになってきたのです。

 

 

 

毎年必ずある光景ではありますが、このような小さいことから自分やお友だちなど人を好きになることで、この地球を守ってみんなで仲良く暮らしていけるようにしていく意識を持ってくれるといいなと思っています。小さいことからコツコツと、子どもたちが生きていく地球を大人も頑張って守っていきたいと思い、これからも保育園でSDGsを実践していきたいと考えています。ひよこ組 新屋

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