木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「未来のプログラマー」幼児組編

2021.10.25

以前から幼児組ではブロック遊びが好きな子が多く、作品を作っては飾って保護者の方にも見て貰うスペースがあります。最近ではネット画像でマリオや鬼滅の刃のキャラクターなどがブロックで作られている物をプリントし子どもたちに提供したところ大人気でプリントを見ながら熱心に作成している姿も見られらます。そんなブロック遊びのひとコマを。Aくんはブロックでよくプリントされているキャラクターを作っていました。Aくんはブロック遊びだけではなく戸外遊びも大好きなのですが、連日室内で熱中してブロックで遊んでいました。それは好きなキャラクターを作っているのではなく、お友だちと自分たちの想像を膨らまさせてブロックで家を作り、ドールハウスに見立てて遊ぶ遊びに夢中になっていました。そこで一緒に遊んでいた子はいつもの仲の良い男の子ではなく、同じクラスの女の子でした。時には作りながら喧嘩する姿も見られ、その2人は接点がないように思っていたのでそのような場面を見た時はとても新鮮に感じられました。2人から3人、4人と増え「屋上はBBQしてるんだよ」「ここは子ども部屋でここはお風呂だよ」などその子たちならではの設定で楽しんでいます。

 

 

 

ごっこ遊びは子どもなりに場面をイメージしながら遊ぶため、想像力や発想力を育むと言われています。また、ブロックや積み木をご飯に見立てたり、遊びに必要なおうちやおもちゃなどを作ったりなど、必要に応じて道具を用意する創造力にも繋がります。ごっこ遊びを通して現実と虚構の間をいったりきたりすることで、イメージを形にする力や想像を友だちと共有する力が磨かれていきます。ごっこ遊びには、ゼロから子ども同士でイメージを膨らませて共有しながら遊ぶことから協調性や言語能力を育むという役割もあります。年中・年長あたりになると、子ども同士で決めたルールを守ったり、ごっこ遊びを続けたりという、みんなで協力する姿勢を遊びのなかで自然に学んでいきます。また、そのときの状況に合わせた言葉づかいを選ぶなど、言葉を使って他者とコミュニケーションをとり、その楽しさを知っていくようになります。ごっこ遊びには想像力や協調性・コミニュケーション能力などたくさんの子どもたちの成長の手助けになることが詰まっているとも言えます。

 

 

 

これからも子どもたちの成長の手助けになれるような環境作りを目指していきたいと思います。 幼児組  阿部 梨絵

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