木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「時計のマークは楽しさいっぱい!」2歳児りす組編

2021.08.02

突き抜ける青空と眩しい太陽が真夏の到来を感じさせます。暑さが本番を迎え、子どもたちは水遊びやカブトムシの観察など、夏ならではの遊びを楽しんでいます。木月保育園では園舎の全部の時計に共通の果物のマークをつけて時間がわからない子ども達にもわかりやすいようにしていて、りすぐみでも活動への切り替えがしやすいように園にある時計のマークを色々な形で子ども達に伝えています。朝は時計を持ちマークを指さしながら朝の時間を知らせています。最近は時計についている果物をみて行動することが上手になってきたので、保育士が時計を持って「どこでお片付けかな~?」と子ども達に聞くとマークがついている部分の果物をしっかり見て、「さくらんぼ~!」「ここ~!」と教えてくれるようになりました。この夏のプール活動では密を避けるために、子ども達の人数を半分に分けて1グループずつ順番に行っています。

先日、プールが大好きなAくんは早くプールに入りたくて大泣き。「後に入るグループだからね~」と伝えても泣き出してしまいなかなか納得してもらえませんそんな時、泣いているAくんの様子を見てBちゃんが「ぶどうになったらお片付けしてそしたらプール入れるんだよー!」と子ども同士でそんなお話をしていたので時計を持っていく時間を理解してくれたのか、順番に入ることができることを理解したのか、2人で「ここだね~!」とプールに入る予定の時間を指差しニコニコ笑顔になったのでした。

 

 

 

 

2歳児くらいになると、子ども達は生活や遊びの中で身近な標識や文字に関心を持つようになるので、保育園でも子どもの関心に沿って興味が持てるように環境を構成するようにします。子どもは象徴機能の発達や言葉の獲得などを通して、物 と名前の結びつきや、表示などが示す物や事柄を理解していきます。様々な場所にある標識や文字 への興味、関心となり、象徴機能として存在する標識や文字が何を意味する のかを保育士等に聞いたり、自分で考えたりすることで、更に認識を高めて いくようになるのです。

その他にも遊びが継続できる継続カードの時間やお部屋に入る時間、お代わりのできる時間など生活の中で時計のマークを沢山取り入れているので子ども達も自然に時計を見る事ができるようになってきました。子ども達と楽しみながら数への興味をひきだしていきたいと思います。 りす組 斎藤 操

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