木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「ぼくのお兄ちゃん」1歳児あひる組編

2020.10.12

木月保育園では、毎日2.3名ずつ幼児組のお兄さんお姉さんが乳児組へお手伝いにきてくれています。あひるぐみの子どもたちも『お手伝い保育』にきてくれるお兄さんお姉さんが大好きで、遊びにきてくれるとテンションの上がる子どもたちです。園庭遊びの時間にお手伝い保育にきてくれた幼児組のお兄ちゃんとあひる組のAくんの関わりを紹介したいと思います。

Aくんが園庭へ出る前に、テラスで中々自分の靴が履けず苦戦しているところ、お兄ちゃんがお手伝いをしてくれました。無事靴も履けてAくんは『お兄ちゃんにやってもらったのー!』と、とても嬉しそうに足元を見せてくれました。そのあとも優しいお兄ちゃんが気になったようで『お兄ちゃんどこかなー?』『お兄ちゃんと遊びたいの!』とお話ししてくれました。『お兄ちゃんに〝一緒に遊ぼう!”とお話しできる?』と聞くと少し緊張している様子でしたが、お兄ちゃんを見つけると、大きな声で『一緒にあーそーぼー!!』とお話しすることができました。お兄ちゃんからも『いいよ!一緒に遊ぼう!』と言われ、とても嬉しそうなAくん。手を繋ぎ、仲良く園庭で遊び始めました。

お部屋へ戻ってからも『お兄ちゃんとアリを探したの!』など、楽しかったお話しをしていたAくん。Aくんは一緒に遊んでくれたお兄ちゃんの事を〝僕のお兄ちゃん”と呼び、翌日も『今日も僕のお兄ちゃん、きてくれるかな〜』とお手伝い保育にきてくれることを楽しみに待っている日々です。今回はAくんのエピソードを紹介しましたが、年下の子にとって、色々とできる年上の子は憧れのお兄さんお姉さんのような存在です。そんな年上の子と接することで…

①年上の子に憧れを抱き、目標を持って意欲的に真似をしようとする。(向上心が芽生える)

②年上の子に優しくしてもらうことで、自分自身も年下の子へ同じように接することができるようになる。

③自分の事を自分で行う年上の子を見て、自立心が育つ。

などたくさんのメリットがあると言われています。あひる組の子どもたちも、お兄さんお姉さんからもらった優しさを同じように、年下のお友達へと繋げていってほしいなと思います。 百々 麻美

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