木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「みて!みて!僕のもうごいてる!」(2歳児りす組編)

2018.08.11

    記録的な猛暑が続いている中、プール活動が始まりました。
プールに入ると1人1人プールの縁に座ってお友だちを待ち、揃った所でお話を聞きながら、少しずつ身体に水をかけお水に入っていきます。遊びがスタートすると水鉄砲を楽しんだりコップの穴から出るお水を触ったり、元気いっぱい担任にお水をかけてくれる子もいます。
   先日プール活動の中で水風船をやりました。最近の玩具はすごいですね。ホースをつないで水を流すと一気に数十個の水風船が作れる器具を購入しました。はじめて子どもたちの前でやったので膨らんでくる水風船に目を輝かせ待ちきれない様子の子どもたち…  水風船が重さで一気に上から落ちてくると「キャー」という歓声と共に子どもたちが水風船を拾いました。最初は割れるのも怖がらず手で水風船をつぶして遊んでいたAくんでしたがコップの中に水風船を入れ「水色あったよ!」と見せてくれました。コップの中から水風船を出して手の上に乗せたり戻しているうちに水風船が小さくなってきて手の上でじっと水風船を見ていました。941CBF41-AA6D-4EBE-82EF-6C03A2E8C918

 

    その様子を見ていたBくんが「ピンクもあるよ!」とコップに入れてくれました。「ピンクだ!」とAくんは言うと、浮いていたコップに他の水風船を入れて「黄色あったよ!」とBくんに渡しました。
それから2人はコップを交換したりコップの中に水を入れ流れ落ちる水のシャワーを楽しんたり水風船の様子を楽しんだりして遊びました。Bくんがコップを上の方に持ち上げシャワーのように穴から落ちる水と揺れる水風船の様子を「みてー!うごいてる!」と言うと今まで顔にはお水をかけるのを嫌がっていたAくんも同じようにやって「動いてる!」と楽しんでいました。1人では出来なかった上からのコップのシャワーもお友だちと一緒に楽しむことが出来ました。2人のお顔はコップのシャワーでビショビショでした!
   夏の暑い時期に水に触れるだけで心地良かったり雫が光に反射してキラキラ輝くの見たりするだけでも子どもたちはその不思議さや美しさに出会えます。水は自由に形を変えることが出来るので、感覚遊びを体験するのに最適な不思議で面白い万能素材です。五感を通した水遊びは「綺麗だな」「面白いな」「不思議だな」と感じる事が大切です。遊んで楽しかった経験が次の色々な意欲に繋がっていきます。AくんとBくんは感覚体験を通した遊びが共感体験へと繋がり2人の世界をひとつに繋げる事も出来ました。
これからも子どもたちの感動を一緒に楽しみ、沢山の活動や生活の中で不思議で楽しい感覚や経験を子どもたちと沢山していきたいと思います!

9B86EB18-26FD-4D8F-B629-1FAB61B89B60

 

斉藤 操

top