木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「りす組レストラン」(2歳児りす組編)

2018.07.07

 梅雨入りをして、急に気温が下がったり、雨がシトシトと降る毎日が続くようになりました。そんなジメジメとした気候を味方にして楽しく遊ぼう!とりす組さんではある遊びを行いました。それは、「寒天遊び」です。
 赤、青、黄色、緑、白、紫、オレンジと色とりどりの寒天を切り分けると、早速子供たちは寒天を触り「つめたーい」「つるつるするー」「ぷるぷるだー」「ゼリーみたい」と口々に寒天の触り心地を教えてくれました。怖くて触ることができない子も中にはいましたが、お友だちが触っているところをじっと見て様子を伺っていました。寒天と一緒に型抜きやカップも配ると、ぐちゃぐちゃと細かく手で握り潰してカップに入れる子、大き目に切ってカップに入れる子、切り分けられた寒天をそのまま上にどんどん重ねる子、テーブルの上で叩き潰すようにしている子など寒天の感触を楽しみながら思い思いに寒天で遊んでいました。

ブログ写真1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中でも一番多かったのは、寒天をカップの中に入れてお店屋さんごっこ!Aちゃんは「はい!アイス!」と言ってコップからはみ出そうなくらいのアイスを、Bくんは「すっぱいジュースだよ」と言って少し黒い色に変色しているジュースを、Cちゃんは「これはコーヒー」と言いながらキレイな色の層になっているコーヒーを出してくれて、まるでファミリーレストランのようになっていました。活動後にも自宅に持ち帰って遊べるようにすると、お迎えの時に子ども達の方からお母さんたちに話してくれて、落とさないように大事そうに持ち帰ってくれる子もいました。翌日の連絡帳には「お家に帰ってからも遊びました!」「美味しそうなコーヒーをごちそうしてくれました」「立派なクラッシュコーヒーゼリーが出来ていました」「こうやってコップに入れたんだよと教えてくれました」など寒天遊びを自宅でも楽しんだと嬉しいコメントが沢山!!雨が降って外に出ることが出来なくても、子ども達が楽しめる遊びを提供することが出来て良かったと感じました。

ブログ写真2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、この「寒天遊び」は寒天特有の感触を味わいながら遊ぶことが醍醐味ですが、このような遊びを「感覚遊び」といいます。この「感覚遊び」は視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の5感を使う遊びで、今回の寒天遊びは「視覚・聴覚・嗅覚・触覚」の4感を使い遊びました。乳児期からこのような感覚遊びを行い、沢山の物に触れてきた子どもたちは、刺激をたくさん与えられ、好奇心旺盛で色んなことにチャレンジしようと新しい試みを持つことができるようになると言われています。また、想像力など考える力が備わり、新しい出来事にも動じずに受け入れるようになるとも言われています。
 私たち職員は、これからも小麦粉粘土や氷遊び、泥んこ遊びなどを取り入れて、子どもたちが楽しみながら感覚を養っていけるような遊びを提供していきたいと思っています。

 

ブログ写真3

田所 未帆

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