木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「こねこねこね」(1歳児あひる組編)

2018.02.17

 移行して約2週間がたち、りす組のお部屋にも慣れてきた子どもたち。おままごとでの見立てあそびがとっても上手になりました!
 今回は、子どもたちと最近行った小麦粉粘土での様子を、ブログにしたいと思います。まず、作る工程から見せてあげたいなと思ったので、小麦粉から粘土になるまでを子どもたちに見てもらいました。粘土になる前の小麦粉を触らせてあげると、「サラサラ~!」と小麦粉を触って喜ぶ子どもたち。今から、「お水と、お塩、それから油・・・魔法の粉(食紅)を入れてこねると~小麦粉粘土が出来上がります!」と言ってこね始めると、「すごーい!丸まったね!」「こねこね~‼」と喜んでくれた子どもたち。「はやくやりたい!」と楽しみにしてくれました。出来上がった粘土を渡すと、「気持ちい~!お餅みたいだね~」「パンみたいな匂いがする~」と言っていました。制作を始めると、夢中になって遊んでいる子どもたち。アンパンマンを作ったり、バナナや卵焼きをつくって楽しんでいました。小麦粉の感触を楽しんでもらえたら嬉しいな~と思っていたのですが、子どもたちは、自分でイメージしたものを形にすることができ、造形活動が出来ているのだなと驚きました。

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 指先を使っていろいろな感触を楽しむ経験は、脳の発達にとても大切と言われています。粘土あそびはまさにぴったりのあそびで、子どもの働きかけで自由に形が変わる粘土あそびは、自発的な行動を促し、想像力を高めます。また、身近な素材の触感に触れ、水分を加えた後の質感の違いなどを知ることができますし、粘土は、こねる、ちぎる、伸ばすなど指先を細かく使うことで手先の器用さが育まれるなどたくさんのメリットがあります。
 このような体験を通して、ただの触感や形の変化を楽しむあそびからおままごとの道具をつくったり、作品を何かに見立ててあそぶなど発展させて遊べるようになります。今後も、子どもたちが楽しみながら造形活動が出来るように、工夫しながら粘土あそびを取り入れていきたいと思います。
 小麦粉粘土は簡単に作れますので、是非お家でも作ってあそんでみてくださいね。

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佐藤 真衣

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