木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「小さなお手伝い」(1歳児あひる組編)

2016.11.19

 ますます深まる秋を感じながら自然との触れ合いを楽しんでる子どもたち・・・あひる組の子どもたちはお散歩が大好きですが、散歩のときにこの子と手を繋ぎたい!という意思が出始めた時には「○○ちゃんが良かった~」っと泣いてしまう日もありました。
 Aちゃんは10月生まれで2歳になったばかりです。その日に近くの公園までBちゃんと仲良く手を繋いで行きました。公園でいっぱい遊んで園に帰る時間になるとAちゃんはBちゃんと手を繋ぎたくて側まで行きました。しかしその時Bちゃんはすでに他のお友達と手を繋いでいました。Aちゃんと来る時、手を繋いでいたからと声を掛けてもB ちゃんは他のお友達と帰る気満々です。Aちゃんは泣き出してしまいました。私はAちゃんに「Bちゃんは他の子と手を繋いでいるからひよこさんのCちゃんと手を繋いでくれる?Cちゃん小さいお友達だけどお願いできる?」っと聞いてみました。Aちゃんはクラスの中で妹的な存在でお友達に手を繋いでもらう事が多かったので1つ下のクラスの子をお願いするのは初めてでした。Aちゃんは少し考えて「うん!」と言ってくれました。 園までの帰り道、Aちゃんは時々Cちゃんを気にかけながらしっかり手を繋いでくれました。時々「Aちゃんすごいね~お姉ちゃんだね。Cちゃん嬉しそうだね。」と声を掛けると得意顔のAちゃんがい ました。
 AちゃんはBちゃんと手を繋ぎたいと泣いていましたが、話をしたら気持を切り替え話しを理解してくれました。Aちゃんは日々の生活や遊びの中でお友達がお世話をする様子を見ていたので私が話したときに自分もやってみようと思ってくれたんだと思います。Aちゃんは今回のお散歩で小さいCちゃんを面倒見ることが出来る自信や関わりを経験する事が出来ました。
 日々色々な事を遊びや生活の中で子どもたち同士が見て育つ・・・これからもその姿を伸ばしてあげられる環境を心がけ、その姿を一緒に楽しみたいと思います。

斉藤 操

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