木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「見つめる目、子どもの達成感」(2歳児りす組編)

2015.10.10

 先日新しいパズルをりす組に出しました。子ども達の大好きな電車やバスや新幹線などの乗り物パズル。ピースは2ピースから多いピースへと段階が上がっていきます。最初は絵でパズルを選んでいた子ども達、「むずかしーい」「できなーい」と助けを求める声も多かったのですが、日々やっていくうちにどんどん出来るようになってきました。りす組で1番小さい月齢のAくんもパズルに挑戦。少ないピースからどんどん多いピースを完成させていきました。連絡帳でお家の方に話すと家でもパズルを好きでやっているとの事、納得でした。
 Bくんは自分の持っているパズルをしながらAくんの一番多いピースをしているところをチラチラ見ていました。Bくんはまだ1番多いピースを完成した事がありません。Aくんのパズルが完成し担任に戻すとBくんはAくんのやっていたパズルを貸して欲しいと言ってきました。「難しいから頑張ってね。」っと声をかけてパズルを渡しました。Bくんは箱からパズルを出すと箱の絵をじっと見つめながらゆっくり裏返ったピースを戻し、少しづつ絵を見ながらはめていきます。合わないピースは横に置き、すごい集中力です。そして一つ一つピースを合わせ、パズルを完成させていきました。出来上がったパズルをしばらく見つめているBくん。その後「出来たよ。」っと見せてくれました。
 パズルで遊ぶ事は想像力を膨らませ構成利用や造形力を養い集中力を高める事が出来ます。出来上がったパズルを見つめる子ども達の目に達成感も感じられます。ピースの多いパズルを何人かで協力して作り上げたり、お友達同士で「これどこ?」っと話し合ったりする姿も見られるようになってきました。
 そんな子ども達の達成感を一緒に喜び成長していく姿を大切に育てていきたいと思います。

斉藤    操

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