木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「幼児の階段のぼ~る♪」(2歳児 りす組編)

2014.12.06

 運動会を終えて、りす組は幼児組になる準備が始まります。子どもたちは今から幼児組になることを期待して楽しみにしているようです。
 幼児組では、自分のことは自分でするようになります。もちろんできない事などは「やってくーだーさーい!」と声をかけて先生に手伝ってもらいます。運動会の少し前から、りす組でも自分のことは自分でやるようにしています。「できなーい」「やってー」と言いにくる子どもたちにやってあげるのは簡単です。しかし、自分のことは自分で!の2歳児。幼児組になっても困らないよう、今のうちに「やり方を教えてあげるから自分でやってごらん」と声をかけ自分でやらせて、それでも出来なかった時に手伝っています。そして、できた時に思いっきり褒めて気持ちを盛り上げています。
 11月の初め、靴下を一つにクルっとまとめる動作が出来ない子がいました。例に漏れることなく「できなーい」「やってー」と言ってきた子に、私は「やり方教えてあげるから自分でやってごらん」と声をかけました。すると「でーきーなーいー!」と言って泣いてしまい、結局その日は、別の職員にやってもらっていました。しかし、その数日経った頃「見て見てー!すごいでしょー!へへへ」と言って私の目の前でその動作をやってくれました。以前泣いてしまったことなんてまるでなかったかのようにとても得意気で、自信に満ちた表情をしていました。
 この時期の子どもたちは、何でも自分で!!と言ってやろうとします。しかし、甘えたい気持ちもまだまだある時期です。甘えたい気持ちも十分に受け止めてあげつつ自分でという気持ちも大事にしてあげて、自分で出来ることを増やしてあげたいですね。

 

一柳 翔平

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