木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「興味の芽」(幼児組編)

2014.05.31

 木月保育園には園のテーマがあります。今年のテーマは「日本を楽しもう」です。日本について子どもたちに興味・関心をもってもらえるよう各クラス取り組んでいます。
 幼児組では47都道府県を知ってもらおうと日本地図に都道府県名を書いたボードを作りました。それを朝の会の「○○の時間」で紹介すると「静岡県行ったことあるよー」「北海道におばあちゃんいるんだ」と教えてくれました。そして私が地図の上から順に都道府県名を読み上げると自然と子どもたちも復唱し始めました。そこには目をキラキラさせボードにくぎ付けの子どももいれば、キョロキョロと回りの子どもを見ていたり、ポカーンと座っていたりと子どもの反応は様々でした。一人ひとり興味・関心は違いますが子どもたちにはたくさんの好奇心を持って、そしてたくさんの経験・体験をさせてあげたいと思い日々保育をしています。「47都道府県全部覚えられたらすごいよね!なお先生も全部覚えようかな!」と話すと子どもたちからも「僕も全部覚えるー!」「なお先生~一緒に覚えよう!」と子どもたちの反応が大きくなりました。次の日ボードを部屋に貼っておくとさっそく都道府県名を読み上げる子どもたちの声がしていました。そしてレストランに並んでいる時にも都道府県名を言いながら並んでいる子がいました。「…千葉県!神奈川県!東京県!」「えっ?東京県?違うよ~東京は都だよ」と。すでに都道府県の違いも覚えていました。「もうそんなに覚えたの?」と聞くと「だってなお先生には負けないから!」とのこと。
 そもそも『興味がわく』とは、″~したいからする意志″と″肯定的な自己概念を獲得する″ことから生まれるそうです。したがって興味は、知りたい!覚えたい!と思う動機であり、原動力になっているのです。
 ちょっとしたきっかけで生まれる子どもたちの興味の芽を大きく大切に育てるために、私たち保育士も負けないくらい興味・好奇心を持って子どもたちと共に色々なことに挑戦していこうと思います。

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熊谷 直美

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