木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

『ちいさくても』 (あひる組編)

2013.05.12

4月に入り、新入園児のお友達が増えて、にぎやかになったあひる組。新しいお友達がまだ保育園に慣れずに、泣いている日が続いていました。

小さいながらもそんな様子をそばで見ていた子ども達。保育士が新しく入ったお友達を、おんぶしながらオムツ交換をしていると、泣いていた子のそばにそっと近づいてきて、顔をのぞき込みながら頭を優しくなでて、「大丈夫だよ。」と伝えているかのように、“いいこ、いいこ” をしてくれました。
また、オムツ交換が終わり、起き上がった子には、その子のズボンを見つけ、ズボンに一生懸命、足を通してあげようとしている子もいました。なかなかうまくいかないけれど、その表情はとても真剣で頼もしく見えました。

1年間保育園で過ごした中で、泣いていること、不安に思うことに気付いて、そっと手を伸ばしてくれる姿に、私自身もはっと気付かされました。

言葉はなくとも相手に気持ちを伝える事が出来ること、相手の様子や気持ちに気付いて寄り添うこと、こんなにも成長していたのですね。また、この1年で様々な経験をする子ども達。1年後にどんな姿が見られるのか、とても楽しみです。子ども達と共に過ごす中で、子ども達からも学んだり、そばで子ども同士の関わりを伝えたり、見守っていけたらと思う一場面でした。

中川 智香子

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