木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「木月保育園自慢!」

2019.05.27

 

 最初の頃は泣いていることが多かったひよこ組の子どもたち。やっと少しずつ慣れてきて泣かないで過ごす時間が増えてきました。子どもたちが園生活に慣れてきたきっかけがいくつかあります。その中でも、とても大きな存在がいます。それは幼児組のお姉さん、お兄さんの存在です。木月保育園では、幼児組になると「お手伝い保育」というものがあります。このお手伝い保育は、強制的なものではなく、乳児組へお手伝いに行きたい子どもが自分で立候補していくものになっています。幼児組の子どもたちが来てくれることが、ひよこ組の子どもたちにとってとても良い影響になっています。まだ園生活に慣れず、ご飯をあまり食べられないAちゃんがいました。職員がご飯を口に運ぶとプイッと顔を背けてしまいます。そのときに、幼児組のBちゃんがAちゃんの横に来てくれました。BちゃんがAちゃんに微笑みかけると、Aちゃんにっこり!Bちゃんが側にいるだけで、口を大きく開けてご飯を食べ始めました!一口食べてはBちゃんとハイタッチ。食事が楽しい時間になった様です。午睡もまだ安定しないひよこ組の子どもたち。ここでもお手伝い保育のお姉さんお兄さん大活躍!なかなか午睡が上手く出来ず、泣いていたCちゃんがいました。するとまた幼児組のBちゃんが来てくれました。Cちゃんを自分の膝に乗せて頭を撫でてくれました。しばらくして、ふと二人を見るとなんとCちゃん、Bちゃんの膝の上で気持ちよさそうに眠っていました!寝かしつけまで大成功!幼児組には小さいお友だちの面倒を上手に見てくれる優しい子どもたちがたくさんいます。それが木月保育の自慢だと私は思っています!ではなぜそんなにみんな優しく出来るのか?それは、今お手伝い保育に来てくれている子どもたちも乳児組だったときに、同じように幼児組のお兄さんお姉さんな優しくしてもらった経験があるからです。他の年齢の子どもたちと関わることにより、「思いやりの心」「優しさ」など心の育ちが高まります。年上の子どもの姿をみて、憧れや尊敬する気持ちをもつことができます。また、学び・刺激が多く真似をしたくなったり、興味の幅が広がり好奇心も湧いてきます。幼児組の子どもたちは、自然と気づかったり、お手伝いをすることにより、先生たちに褒められ自分自身の自信につながります。お手伝い保育を始めてから小さい子どもたちに優しくなったことを実感しています。子どもたちの優しさがこれから木月保育園に入ってくる子どもたちにどんどん受け継がれていったら良いな、と思っています。    

                                            

                                                                     

 

 

 

                                                                                                鷲巣 美穂

 

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