人との関わり

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「社会的な発達」

 人の発達は右肩上がりにあるのではなく、らせん状に上がっていくものであると言う人がいます。私の考える発達観は少し違うのですが、人の考え、理解は、らせん状により深く理解していくものだと思っています。それは、同じことを繰り返しながら、しかし、そこにまた新しい知見が加わり、よりその理解が深まっていくものだと思っています。ということで、子ども理解や、赤ちゃんの理解は、同じことをこのブログの中で繰り返しなが

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「自然な関わり」

 皆さんはご存知でしょうか?HPにおいて毎週更新されている、職員ブログ「小さなもみじの物語」のことを・・・。日々の子ども達とのエピソードをもとに、保育者の専門性を伝えるために書いています。 ご家庭で子育てをしていると、「このような対応であっているだろうか?」と疑問に思うことは多いと思います。そのような時に大切なのは、子どもの発達についてどれだけ理解しているかです。今の時代、インターネットを開けば、

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協力的なコミュニケーション

 チンパンジーのそれと対照的に、人間のコミュニケーションの動機はあまりにも根本的に協力的なため、私たちが相手を助けるために物事を教えるだけではなく、相手に物事を要求する主要な手段として、自分の要望を知らせておいて、相手が手助けを自発的に申し出るのを期待する、という方法をとるというのです。具体的な例としてトマセロはこんな例を挙げています。「私はいっぱいの水が欲しいと述べる(自分の要望を相手に伝える)

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非協力的なコミュニケーション

    いつものようにクラスを回っていると、3歳児のA君が泣いていました。どうもお母さんが仕事に行ってしまい悲しいようです。当然、そのフォローをしに職員が来るかなと思い様子を見ていると、そこには同じクラスの女の子が2人やって来て、遊びに誘っていました。きっといつもの光景なのかなと思って見ていると、今度は、別の3歳児のB君が、ゲームのやり方がわからずに困っていました。すると今度は5歳児のC君がさらっ

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「コミュニケーションと人類の進化」

 前回、載せた、まったくものまねをしなかった動物に対して、人はどうだったのでしょう。当然のように人間は、指さしや物まねといった身振りを、自然でわかりやすい方法だと考えます。どの国のひとでも、どのように文化が違っていても、ヒトは指をさすと、その先を見ようとします。海外に行って、その国の言葉を理解できないときでも、その国の人と慣習は違っていても、多くの旅行者は自然に意味を持つ形式である身振りコミュニケ

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「人と動物のコミュニケーション」

 私は、よく各お部屋を回って、子ども達の生活の様子を観察しに行きます。すると、まだ慣れない、ひよこ組やあひる組の子どもは色々なコニュニケーションをとってきます。笑顔で手を振ってくれる子、泣きながら私から離れていこうとする子等です。 その中で、時たま、指差しをして、私に何かを伝えようとする子がいます。以前のブログでも書きましたが、赤ちゃんは言葉が上手にしゃべれない分、目から多くの情報を吸収し、成長し

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「ディベートとディスカッション」

 話し合いは、とても大切なことです。少し前から、ディベート(debate)行うことは、論理的な思考力やコミュニケーション能力を身につけていくための有効な手段と言われ、教育にも取り入れられています。ディベートとは、ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論することをいいます。それは、ゲームとして行われることが多く、ディベートの試合は、設定されたテーマの是非について、話し手(ディベーターと呼ぶ)が肯

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「深まる遊び」

 最近、子ども達の遊び方が変わってきたように感じます。特にそれは幼児組での遊び方です。以前は子ども達それぞれが思い思いの遊びを行い、時には自分の思いを叶えるために友達とケンカをしているという姿をよく目にしました。おままごとゾーンでは、一人一人が料理を作り場所争いをしていたり、ブロックゾーンにおいても珍しいパーツを取り合う姿がありました。 しかし、最近は、自分の思いをというよりは、友達と思いを共有し

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「優越感と劣等感???」

教える、教わるという関係は、とかく優越感とか劣等感に結び付けてしまいかねません。どうしても、競争社会の中で、親はわが子を他の子と比較してみるようになってしまいかねません。能力の高い人に対して、その人を尊敬できるか、その人に共感できるかということが大切であるのに、どうしても、嫉妬とか、羨望とか、敵意とか、その裏返しとしての劣等感を強く意識してしまうことが最近は多いようです。あるいは逆に、自分のほう

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「教える、教わる」

もうすぐ卒園の時期ですね。この時期になると毎年思うことがあります。それは、年長児の著しい成長です。もちろん0歳児も入園当初から考えると多くの事が出来るようになり、見違えるように成長をしています。 しかし、年長児の成長は肉体的な成長や運動能力の成長だけではなく、精神面での成長が著しいと毎年感じるのです。まだまだ子どもだと思っている我々大人が、日々の成長を見落としているということももちろんあるとは

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