木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

『脳(能)トレ=ごっこあそび』2歳児りす組編

2022.08.01

毎日暑い日が続いていますね。木月保育園では7月中旬から水遊びがスタートしました。りす組では、おもちゃすくい、水風船、水鉄砲など水を使った遊びを楽しんでいますよ。8月末まで沢山遊んで貰えたらと思っています。今回はそんなりす組さんの中でもAちゃんのことをお話します。Aちゃんは遊ぶことが大好きでままごとやブロック遊びなど幅広く遊びを楽しむことができる子です。そんなAちゃんがここ最近よく行っている遊びは「お店屋さんごっこ」です。これまでは、ケーキ屋さん、ジュース屋さんなど可愛いイメージのお店屋さんごっこをしていることが多かったのですが、今のAちゃんはねじり鉢巻きにエプロンを身に着け「いらっしゃい、いらっしゃい!安いよ、安いよー!!」と八百屋さんや魚屋さんのように威勢の良い掛け声をかけて呼び込みをしています。

 

 

 

 

特に夕方は水分補給の水をコップに入れて配るのですが、「Aちゃん、お願いできる?」と声を掛けると「いいよ!いらっしゃい、いらっしゃい!お水屋さんですよー!安いですよー!」と他のお友だちに声を掛けてコップを渡してくれます。Aちゃんが楽しそうにお水屋さんをしている所を見ると、他のお友だちも真似をして同じように呼び込みをしてくれる時もあります。さて、今回Aちゃんが楽しんで遊んでいた「ごっこ遊び」ですが、多くの能力を身につけることができると言われています。記憶力、表現力、観察力、想像力など様々ありますが、私はその中でも「コミュニケーション能力」が特に伸びる遊びだと思っています。お店屋さんとお客さんが会話をしないとお店屋さんごっこは始まりません。役になりきって会話をしたり、ある時には交渉をしたり、相手が考えていることや気持ちを理解したりすることでこの遊びが成立します。子どもの成長にとって必要なことが学べる「ごっこ遊び」は楽しみながら脳(能)を鍛えられる遊びということですね。これからますます会話も上手になり、お店屋さんごっこの内容も深いものになっていくと思うので、楽しみながら様々な能力を身に着けていって欲しいです。私たちもごっこ遊びの世界感を壊さないように見守っていきたいと思います。りす組 田所

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