木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「不思議だらけの未知の世界!」幼児組編

2022.05.30

暖かくなり、今年も子どもたちが大好きな昆虫シーズンが到来しました。先日、木月保育園の園庭の畑に夏野菜を植えるため、これまで植えていた植物を抜くという作業を幼児組のお友だちにお手伝いしてもらうと、抜いている側からたくさんの虫を発見する子どもたち!子どもたちの、「あっ!ダンゴムシ!」「見てみて!ここに幼虫いる!!」「こっちになんか変な虫いるよ!!」と元気な声が響き渡っていました。誰かが何かを見つけるたびに、そこにはたくさんの子どもが群がり慎重にバケツの中に捕まえて観察する子どもたちの姿が見られました。なかでも、Aくんが見つけた幼虫にはみんな興味津々!なんの幼虫かな?」と疑問に思った子どもたちは、園庭に出ている職員みんなに「見てみて!幼虫見つけたこれ、なんの幼虫なの?」と誇らしげに見せながら、尋ねていました。職員からなんの幼虫かを教えてもらうと、「え?本当?どうやったら大きくなるのかな?」とBくん。「葉っぱ食べるんじゃない?」「いれてみよう!」と葉っぱを入れてみたものの、葉っぱに隠れて幼虫が見えなくなってしまうと、「やっぱり葉っぱじゃなくて虫食べるんじゃない?」と子どもたちなりに考え会話を繰り広げる姿が見受けられました。そこで「幼児組にある虫図鑑で調べてみたら?」と声をかけると、「たしかに!そこに載ってるかも!早く起きて見てみようぜ!」とすぐさま食いついてくれた子どもたち。この後、子どもたちはさらにいろんな疑問を持ち、自分たちでどんどんと探究していこうとする姿が見られました。

 

 

 

 

このような幼虫などは苦手な大人が多いですが、多くの子どもたちは虫が大好きです。探究心豊富な子どもたちにとって、昆虫の世界は、不思議だらけの未知の世界!だからとっても興味があるのです。近年、都市化が進み環境が変化したことにより、子どもたちが自然と触れ合う機会や命の大切さについて体験的に学ぶ機会が減少しています。そんな中で今回子どもたちは、幼虫などを見つけ、そのなかで自ら「なぜ?」「どうして?」「どうなるんだろう?」といろんな未知との遭遇をしていました。大人がネットで調べればすぐに答えが出てきますが、この謎を自分の力で突き詰める「探究して考える力」大切に育んでいきたいと思います!そして、植物や虫などの身近な生き物との関わりを通して命を感じ、生命の尊さに気づき、生命を大切にする気持ちを高めていってほしいと思います。幼児 辻

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