木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「小ちゃな小ちゃなお医者さん」2歳児りす組編

2019.12.09

舞い散る枯葉や冷たい風に本格的な冬の訪れを感じるこの頃。外や公園で遊ぶことが大好きなりす組さん。その公園で遊んでいる最中の出来事をお話ししたいと思います。

その日は公園で遊ぶ事になり子どもたちは大はしゃぎ。自分で好きな遊びを見つけて遊んでいました。ふと見ると公園のベンチの周りを囲み何人か集まっていました。何をしているのかと思い見ていると、ベンチにAちゃんが横に寝ていました。その近くにはBちゃんがおり、このように話していました。「どこが悪いんですか?」とBちゃん。「お腹が痛いんです」とAちゃん。「お腹が痛いんですね!じゃあ、注射をしますね~」と言い、Bちゃんは注射に見立てたガチャガチャのカプセルを持ってAちゃんの腕に軽く押し当てて注射をしていました。りす組では今、お医者さんごっこが流行っており、まさしくそのお医者さんごっこが公園で繰り広げられていたのです。「治った~!ありがとうございます!」とAちゃんはお礼を言って去っていきました。次にBちゃんの所に来たのはC君でした。C君は「頭が痛い」とBちゃんに自分の症状を伝えていました。C君もガチャガチャのカプセル注射をしてもらい「ありがとうございます!なおりました~」と去っていったのです。患者は色々な症状を伝えますが、治す方法はすべて一緒のガチャガチャのカプセル注射で子どもたちのお医者さんごっこが展開されているのですが治療をしてもらう患者さんは大満足。そんな様子を保育者は言葉で仲介することなく子ども達のお医者さんごっこの遊びを見守っていました。

りす組に進級したての頃は保育者が仲介して遊びを展開させることも多くありましたが、今のみんなは子ども同士で遊びをつなげていっている姿に成長を感じました。「ごっこ遊び」というものはブロックを携帯電話に見立てたりする「見立て遊び」から始るのです。そこから子ども達はここに感じた面白いこと、印象に残ったことなどを盛り込んだ「ごっこ遊び」で再現していることが多く見ていてもとても面白いです。自分が思ったり感じたことを遊びの中で表現することはとても大切なことだと思います。今、子ども達に必要なものな何か??よく観察して楽しめるようにしてあげたいとおもいます。

 

 

 

 

 

 

河田 真帆

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