木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「みんなの憧れ!お兄さん・お姉さんパンツ」

2019.09.09

2歳児後半になると、徐々に心も体も幼児に向けて成長してきている姿が見られるようになるのですが、成長の一つとしてトイレトレーニングがあげられます。今回はそんなトイレトレーニング真っ最中の子ども達の様子をお伝えしたいと思います。

今までトイレで排泄のできなかった子どもたちが排尿の感覚がわかり始め、トイレで排泄できるようになることが多くなるので、様子を見ながら保護者の方と相談し子どもたちの憧れのパンツで過ごす練習を始めるようになります。

夏の前からトイレで排泄が成功することが増えたAちゃん。でも楽しい遊びに夢中になってしまうとトイレに行くことができなくなってしまうので、お姉さんパンツの声掛けはしていませんでした。そんな時に仲良しのBちゃんがお姉さんパンツになりました。すると、Bちゃんのパンツデビューをきっかけに、Aちゃんのトイレで排泄成功率が急激にアップしたのです。そして、保育士の顔を見るたび「Aちゃんのパンツは??」と、繰り返し聞くようになりました。保育士と保護者はAちゃんのやる気の上昇に驚きましたが、自分でトイレに行って排泄が成功することが増えたのでついに憧れのパンツデビューを決めたのでした。

そんなAちゃん、今ではパンツの生活にすっかり慣れ、「私のパンツ見て~〇〇のパンツだよ!」と嬉しそうです。うれしそうなAちゃんの姿をみて他のお友達もトイレに興味を持ち始め、トイレに嬉しそうに行くお友達が増えはじめました。意欲的な姿をみているとこれかどんどんパンツデビューのお友達が増えるかな~?と楽しみです。

子どもは成長とともに徐々に友達と一緒に過ごす時間を増やしていきます。そして、友達と一緒に遊んだり活動したりする中で共に過ごす楽しさを味わうようになります。子どもが友達の様子を観察し、模倣して一緒に遊ぶ喜びを味わうことは社会性の発達を促し、より豊かな人間理解へとつながっていくきっかけになるのです。友達や保育士等と共に過ごす楽しさを十分に味わうことが乳幼児期には特に重要なのです。

これからも子供たちの様々な成長を保護者方と一緒になって喜び分かち合っていきたいと思います。                 

りす組 阿部 梨絵

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