木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「おおきくなるっていうことは」(3.4.5歳児 幼児組編)

2017.04.01

 いよいよ新年度がスタートしました。
 木月保育園では、4月に一気にクラス進級をするのではなく、新しい環境に慣れるために、実は前年度の終わりから少しずつお部屋のお引越しをしています。2月に、幼児組からぞう組が別部屋に移動し、2歳児のりす組が幼児組の部屋に来て、3歳児のうさぎ組の子どもたちに変化が見られるようになりました。
 少しずつ、「んん・・・いつまでも小さいうさぎ組さんじゃいられない、甘えてばかりもいられないんだ・・・」という危機感、いやいや意識が芽生えてきて、お兄さん、お姉さんへの階段をゆっくりと登りだしました。泣いている時間がちょっとだけ短くなったり、りす組の子どもたちが泣いたり、困ったりしていると、教えに来てくれたり、1人遊びやごっこ遊びが中心だった子どもたちが、日常的に集団ゲームを楽しめるようにもなってきました。短い期間で、表情もちょっぴりたくましくなりました。
 そんな子どもたちへ、毎年この時期に読んでいる絵本があります。「おおきくなるっていうことは」という絵本をご存じですか。「おおきくなるって?」という子どもたちが心のどこかで抱いている疑問に、ストンと落ちるような素敵な絵本なのです。
 その中身をちょっと紹介したいと思います。

おおきくなるっていうことは  ようふくがちいさくなるっていうこと
おおきくなるっていうことは  あたらしいはがはえてくるってこと
おおきくなるっていうことは  みずにかおをながくつけられるってこと
おおきくなるっていうことは  あんまりなかないってこと
おおきくなるっていうことは  まえよりたかいところにのぼれるってこと
おおきくなるっていうことは  たかいところからとびおりられるってこと
それもそうだけど、とびおりても だいじょうぶかどうか
かんがえらえられるってことも  おおきくなるっていうこと
おおきくなるっていうことは  なんでもかんでも たべたりしないってこと
おおきくなるっていうことは  シャンプーだっていやがらないってこと
おおきくなるっていうことは  おもしろいことが どんどんみつけられるってこと
おおきくなるっていうことは  じぶんよりちいさなひとがおおきくなるってこと
おおきくなるっていうことは  ちいさなひとにやさしくなれるってこと
おおきくなるっていうことは  そういうこと

 子どもたちは、自分にあてはまる出来事が出てくると、嬉しそうにしたり、じーっと聞き入ったりしながら、この絵本を楽しんでいます。私自身も読みながら、子どもたちの1年を振り返り、胸が熱くなったりします。
 「おおきくなるってうれしいね」そんなメッセージが込められてる絵本を、親子でぜひぜひ読んでみてください。そして、共に成長の喜びやこれからに期待しながら、素敵な時間をすごしてみてください。

★ おおきくなるっていうことは  作:中川ひろたか/絵:村上康成  出版社:堂心社

 

眞弓 知子

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