木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「ドキドキ!初めての生活発表会」

2016.12.24

 先日木月保育園では生活発表会が行われました。ひよこ組では、担任四人で何をやろうか?話し合いながら考えてきました。子どもたちが出来るようになったことを披露したいので、朝の会の歌を歌うことと名前を呼んで返事をしてもらうことは決まっていました。子どもたちの好きなことはなにか?考えたときにまず思い付いたのが四月から読んできたわらべうたの絵本にでてくるわらべうたでした。果物も好きなのでフルフルフルーツというダンスもやることに決めました。 そこで、まずは職員が果物のお面を被り、踊ることを始めてみました。すると、早速Aちゃん、Bちゃん、Cくんが踊りたい!お面を被りたい!とアピールしてくれました。その後子どもたち用のお面を作り被せてあげると目を輝かせていました。Aちゃん、Bちゃん、Cくんは月齢が高いのもあり、踊りを始めたその日から覚えて踊り始めていました。毎朝担任の顔を見るとCDデッキとお面を指さし、自ら踊りたい!とアピールしてくれるようになりました。はりきって自主練習していました。そんな三人の姿を見ていたDちゃんがいました。Dちゃんは音楽が流れると遊んでいた手もピタッと止め、Aちゃんたちの姿をじっと見つめていました。1ヶ月間は見ているだけでした。それがその後急に踊り始めるようになりました!すぐに覚えて踊り始めるAちゃん、Bちゃん、Cくんとは違い、Dちゃんはしばらくの間見て覚えて吸収していたのだと思います。本番が近付く頃には三人と同じくらいDちゃんも上手に踊れるようになりました!!
 予行練習当日、慣れないホールに泣いてしまう子もいれば興奮してしまい観客席まで行ってしまう子もいました。本番はどうなるか?ドキドキしました。
 発表会当日。幕が開く前の子どもたちは楽しそうに歩きまわっていました。それが、幕が開いた瞬間!たくさんの保護者の方々を目の前にビックリした様で、歩きまわっていた子も動きかピタッと止まり静かに座り始めました。その表情は忘れられません!朝の会のうた、わらべうたを笑顔で披露し、名前を呼ばれたらしっかり返事をして、最後のダンスは本当に楽しそうに踊っていて輝やいていました!!!もちろんAちゃん、Bちゃん、Cくんも練習の成果がバッチリ出てましたし、ゆっくり覚えていったDちゃんも負けないくらい上手に出来ました。たくさんの観客を目の前に堂々とやり遂げる逞しさには感動させられました。どの練習の日よりも本番が一番素晴らしかったです。
 保育園での発表会は、子どもたちが日々楽しんでいる好きなことを披露する場です。取り組み方も覚えるペースも子ども一人一人違います。Aちゃん、Bちゃん、Cくんのようにすんなり覚えて意欲的にやる子どももいれば、Dちゃんのようにゆっくり時間をかけて覚えていく子どももいます。その仮定があるのも発表会の魅力の一つだと思います。どのクラスもその子らしく参加することが出来ていました。上手い下手ではなく、一人一人の個性が発揮されるような発表会になったら大成功ですね!
 来年は子どもたちがどんな姿を見せてくれるのか今からワクワクしています。

 

広瀬 美穂

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